研究課題/領域番号 |
21300222
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
橋本 公雄 九州大学, 健康科学センター, 教授 (90106047)
|
研究分担者 |
根上 優 宮崎大学, 教育文化学部, 教授 (80108430)
飯干 明 鹿児島大学, 教育学部, 教授 (20117477)
磯貝 浩久 九州工業大学, 情報工学部, 准教授 (70223055)
柿山 哲治 活水女子大学, 健康生活学部, 准教授 (10255242)
西田 順一 群馬大学, 教育学部, 准教授 (20389373)
|
キーワード | 大学体育授業 / 心身の健康 / 行動科学 / 介入研究 / プログラム開発 / 行動変容技法 / 社会的スキル |
研究概要 |
本研究は、行動科学に基づき介入研究をベースにしながら、大学生の心身の健康問題に対処しうる独創的な体育プログラムの開発を行うものであり、その初年度であった。研究内容は理論・モデル構築、講義、実技に大きく分けられ、各自がそれぞれの課題に取り組み、理論的検討ないし介入の授業を行いその効果を評価した。理論・モデルとして、すでに体育実技のプログラム作成に必要な三元論的相互干渉モデルを構築しているが、今回新しく社会心理的変数を媒介変数とする運動・スポーツに伴うメンタルヘルス効果モデルの構築が検討された。また実技・実習では、三元論的相互干渉モデルを援用した授業が展開され、理論・モデルをベースとした大学体育授業プログラムが開発されつつある。初年度ではあるが、平成16年度から継続して授業研究に取り組んでいるので、大いなる研究成果を上げることができ、その成果を中間報告書(96ページ)としてまとめることができた。 本研究の特徴は、大学体育授業プログラム開発に関し、行動科学および独自の理論・モデルを構築しつつ、理論・モデルベースの研究を行っているものであり、このようなプロジェクト研究はわが国には存在しない。その意味で、本研究の今後の成果が待たれるところである。
|