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2010 年度 実績報告書

東アジアにおけるメガスポーツイベントと都市再編をめぐる比較社会学

研究課題

研究課題/領域番号 21300224
研究機関北海道大学

研究代表者

大沼 義彦  北海道大学, 大学院・教育学研究院, 准教授 (70213808)

研究分担者 松村 和則  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (70149904)
柳沢 和雄  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (60191152)
甲斐 健人  奈良女子大学, 文学部, 准教授 (50272183)
前田 和司  北海道教育大学, 教育学部, 教授 (30229299)
橋本 政晴  信州大学, 教育学部, 講師 (90350181)
キーワードメガスポーツイベント / スポーツ社会学 / 都市開発 / 国際研究者交流 / 中国:韓国
研究概要

1.本年度の研究内容
(1)理論的方法的検討:これまで出版されてきた五輪研究、及び北京五輪研究の整理を行い、その理論的動向を把握する作業を行った。また、韓国平昌におけるスキー場開発研究(張景泰氏)に関する研究セミナーを開催し、その研究の到達点と今後の課題について検討した。
(2)調査研究
(1)北京調査:北京五輪関連の資料収集を行うとともに、五輪開催を契機に建設・再編された「東四オリンピック社区」スポーツ文化センターの機関調査、朝陽区の新興住宅団地住民に対する聞き取り調査、五輪を契機とした水資源開発と周辺農村開発に関する現地調査(閻美芳氏)を行い、併せて北京師範大学、精華大学の研究者と五輪後の北京の都市変容、社会制度の変化について研究討議を行った。(2)韓国平昌調査:冬季五輪立候補に対する地域住民組織の対応について江陵コミュニティセンターで住民・リーダー層の聞き取り調査を行った。(3)新潟調査:アスリート養成機関(専門学校)の展開と選手移動に関する調査(甲斐2010)、鳥屋野潟開発とスタジアム建設に関する文献調査、聞き取り調査を行った。(4)鹿島調査:アントラーズサポーター組織と生活組織の関連分析を行った(橋本2010)。(5)その他:スタジアム開発に関連して宮城県利府町、千葉県市原市の調査、エスニシティの観点から大阪市生野区を本拠地とする野球の独立リーグチームの調査も行った。
2.意義、及び重要性:本年度の各調査からは、各調査地点を貫く新しい論点が浮上してきた。それは、(1)トップアスリート養成と進路、教育政策。(2)一般住民のスポーツ需要の高まりと供給主体、(3)スポーツスタジアム開発が住民生活に及ぼす政治経済的影響である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] チャンピオンスポーツの光と影:常態としての「敗者」の生産2010

    • 著者名/発表者名
      石岡丈昇
    • 雑誌名

      体育の科学

      巻: 60 ページ: 323-327

    • 査読あり
  • [学会発表] 誰がスポーッ専門学校に通うのか:「戦略」としてのスポーツと進路形成2010

    • 著者名/発表者名
      甲斐健人
    • 学会等名
      日本体育学会第61回大会
    • 発表場所
      愛知県名古屋市、中京大学
    • 年月日
      2010-09-08
  • [学会発表] スポーツ組織を「地域」に埋め戻すための方法論的課題:垂水区団地スポーツ協会の重層性を手がかりに2010

    • 著者名/発表者名
      伊藤恵造
    • 学会等名
      日本体育学会第61回大会
    • 発表場所
      愛知県名古屋市、中京大学
    • 年月日
      2010-09-08
  • [図書] スポーッ観戦学-熱狂のステージの構造と意味(サッカー観戦におけるサポーター活動と地域生活との乖離-「白いスタジアム」が埋め込まれた町を事例にして)(橋本純一編)2010

    • 著者名/発表者名
      橋本政晴
    • 総ページ数
      86-106
    • 出版者
      世界思想社

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公開日: 2012-07-19  

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