研究課題/領域番号 |
21300231
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研究機関 | 国士舘大学 |
研究代表者 |
田原 淳子 国士舘大学, 体育学部, 教授 (70207207)
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研究分担者 |
嵯峨 寿 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 准教授 (30261788)
舛本 直文 首都大学東京, 大学教育センター, 教授 (70145663)
三浦 裕 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (50142774)
真田 久 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (30154123)
荒牧 亜衣 目白大学, 短期大学部, 助教 (30507851)
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キーワード | オリンピック競技大会 / ユースオリンピック / オリンピックコングレス / オリンピック教育 / 環境 / レガシー / 招致 / 国際交流事業 |
研究概要 |
本年度の研究実績は、1)2010年に開催されたオリンピック冬季競技大会(バンクーバー)およびユースオリンピック競技大会(シンガポール)に関する調査研究、2)日本国内のオリンピック・ムーブメントに関する調査研究、3)国内外における資料・情報収集、4)各種研究成果の発表(「研究発表」欄参照)、5)次年度の課題に対する準備、に大別される。以下に項目別に概略を示す。 1) 現地視察による大会開催前後のオリンピック教育、平和運動、大会開会式の文化プログラムのTV放映についての継続研究、シンガポール・ユースオリンピック・ラーニングセンターの視察。 2) 「長野オリンピック基金」の使途に関する調査、大会後のオリンピック施設運営に及ぼす命名権導入の影響に関する調査、オリンピック競技大会派遣費の政府補助に関する歴史的研究(1924年パリ大会の場合)、「一校一国運動」に関するモデル授業実施(筑波大学と連携)、昨年度実施の大学生の意識調査結果の分析、同調査のオリンピック関連授業受講大学生対象の追加実施、児童・生徒に対するオリンピック教育派遣講師研修会の企画・実施(JOC、JOAと連携)。 3) オリンピック・ミュージアム(カナダ、オーストラリア)の視察とその役割に関する検討、第16回ヨーロッパ・フェアプレイ会議(プラハ)への参加、体協・JOC創立100周年記念シンポジウム(広島)への参加、競技力向上に向けた施策に関する資料収集。 5) 東京都らによる『オリンピック学習読本』の活用に関する調査計画の立案、最終的な研究成果のまとめ方に関する検討。 本研究に関連して多方面からのアプローチが行なわれたが、特にオリンピック教育に関する外国の実態および研究動向の把握は、新学習指導要領の中学・高校「体育理論」におけるオリンピックやオリンピック・ムーブメントについての学習を深める上で、参考になると考えられる。
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