研究課題/領域番号 |
21300243
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
桂 敏樹 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (00194796)
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研究分担者 |
奥津 文子 滋賀県立大学, 人間看護学部, 教授 (10314270)
春木 香苗(臼井香苗) 京都府立医科大学, 医学部, 講師 (50432315)
星野 明子 京都府立医科大学, 医学部, 教授 (70282209)
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研究期間 (年度) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 超高齢化地域 / ヘルスプロモーション / セイフティープロモーション / ヘルスケアタウン |
研究概要 |
大都市K市中心部H区に位置する超高齢化地域(A元学区)において、ヘルスプロモーション(健康な街づくり:健康増進・疾病予防)とセイフティプロモーション(安全安心な街づくり)を展開して健康で安全安心な街(ヘルスケアタウン)づくりを展開した。健康増進活動では、商店街で1日2回のすこやか体操の実施、地域への出前健康教室、健康情報発信等を実施している。疾病管理では、すこやかサロンにおいて、保健指導、健康相談、血圧測定等を行っている。安全安心の促進は、住民の交流(世代間・同世代交流)、サマーキッズフェスタ、お茶会、安全な環境探索、環境美化等を行っている。そして、これらの活動は、地域の各種機関(大学、地域連合自治会、シニアクラブ、地域女性会、地域包括支援センター、介護予防推進センター、商店街、区保健センター、社会協議会、社会福祉事務所、診療所等)と連携し、体系化したうえで地域のソーシャルキャピタルとして醸成した。それを活用して、大都市中心部の超高齢化地域においてヘルスケアタウンを構築した。ヘルスプロモーション活動は、各種事業についてアウトプット分析(参加者数、利用者数等)とアウトカム分析(生活習慣、QOL、体重、血圧、体力等)を行った。一方セイフティプロモーション活動は、社会交流、環境美化等による地域の安全安心の評価を行った。アウトプット評価では、すこやかサロン(1回/週)利用者は10~20名/回(子供から高齢者)、キッズフェスタ参加者等の参加者は年々増加し、ソーシャルキャピタルとして受け入れられた。アウトカム評価では、利用者は生活習慣の改善、血圧測定の継続と改善安定、孤独感の減少等が明らかになり、活動は効果がある可能性が示唆された。また、セイフティプロモーション活動の結果、住民の交流が増え、新たに住民主体の健康づくり活動が立ち上がり、今後地域の安全安心が再構築される可能性が示唆された。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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