研究課題/領域番号 |
21300244
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研究機関 | 岐阜薬科大学 |
研究代表者 |
勝野 眞吾 岐阜薬科大学, 薬学部, 学長 (70098523)
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研究分担者 |
鬼頭 英明 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (90161512)
西岡 伸紀 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (90198432)
三好 美浩 岐阜大学, 医学部・看護学科, 准教授 (00452508)
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キーワード | 薬物乱用 / 青少年 / モニタリング / データアーカイブ / 健康教育 |
研究概要 |
本研究は、青少年の喫煙、飲酒を含む薬物乱用に関して広範囲かつ時系列的モニタリングを行い、国際比較可能なデータアーカイブを構築することを目的とする。 本年度はベトナムにおける調査を中心に以下の成果を得た: (1)ベトナムにおいて、高校生を対象に喫煙、飲酒、薬物乱用の実態と背景要因と考えられる生活習慣等に関して、調査紙法による大規模調査を実施した。 (2)調査対象は15~18歳の高校生とし、調査対象高等学校数30校、総生徒数6,887人について調査を行った。 (3)ベトナム高校生の喫煙経験率(生涯経験率)は13.1%、飲酒経験率(生涯経験率)は6.16%であった。 (4)ベトナム高校生の違法薬物の生涯経験率(これまで一度でも経験したことがある)はそれぞれ、有機溶剤0.6%、大麻2.0%、覚せい剤1.3% ヘロイン0.5%であった。 これらの結果からベトナムの高校生の喫煙、飲酒及び違法薬物乱用経験率は我が国や韓国とほぼ同じレベルで、欧米に比べて低いことが明らかとなった。しかし、ベトナムでは有機溶剤乱用率が低い一方、覚せい剤やヘロイン乱用経験者が存在するなど、我が国とは異なった特徴も見られた
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
青少年の薬物乱用の実態とその背景要因について、国際比較を行うために本年度はベトナムで大規模調査を実施した。社会主義国での調査には困難が伴うが現地の協力を得て実施できた。本調査によって、ベトナムの青少年の薬物乱用の実態を初めて明らかにすることができた。
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今後の研究の推進方策 |
本研究は、平成21年度から24年度の4年間の計画である。これまで順調に研究を進めることができ、平成24年度は最終年度となる。4年間の調査・研究を総括し、データアーカイブを構築するとともに、国際比較を行う。
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