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2012 年度 実績報告書

青少年の薬物乱用に関するモニタリングとデータアーカイブ構築

研究課題

研究課題/領域番号 21300244
研究機関岐阜薬科大学

研究代表者

勝野 眞吾  岐阜薬科大学, 薬学部, その他 (70098523)

研究分担者 三好 美浩  岐阜大学, 医学部, 准教授 (00452508)
鬼頭 英明  兵庫教育大学, 学校教育研究科(研究院), 教授 (90161512)
西岡 伸紀  兵庫教育大学, 学校教育研究科(研究院), 教授 (90198432)
研究期間 (年度) 2009-04-01 – 2013-03-31
キーワード薬物乱用 / 青少年 / 疫学 / 健康教育 / 国際情報交換(韓国、ベトナム、米国、欧州)
研究概要

本研究の目的は,我が国の青少年の薬物乱用問題を多角的にかつ時系列的に継続してモニタリングし,薬物乱用に関する総合的なデータ・アーカイブシステムを構築することである。
最終年度である平成24年度は、以下の成果を得た。
1.4年間の調査結果にこれまで本研究班が蓄積したデータを加え、時系列的分析を行い、我が国の高校生の薬物乱用のトレンドを明らかにした。すなわち、高校生の喫煙、飲酒経験は連続して低下しており、2009年の時点での生涯喫煙経験率(これまで1回でも経験した者の割合)は13.1%,飲酒生涯経験率は56.7%であった。一方、違法薬物については、全体として低率ではあるが、2004年から2006年にかけて増加し、2009年では低下した。何らかの薬物を一度でも経験した者は2009年、男子1.1%、女子で0.6%であった。各薬物の乱用経験もほとんどの薬物で2009年は低下したが、女子のMDMA乱用経験のみは低率ではあるが2009年にむしろ増加した。
2.韓国及びベトナムにおいて同様に調査を行い、我が国および欧米などの国々と比較した。喫煙経験はベトナム高校生は13.6%と我が国とほぼ同率であったが、韓国はこれより高く30.3%であった。飲酒率は、ベトナム62.7%,韓国61.6%であり、我が国の56.7%よりやや高い。両国の違法薬物乱用経験は欧米に比べて著しく低いが、我が国より高い。最も広く乱用が行われている大麻生涯経験率はベトナム2.0%,韓国0.7%,日本0.4%であり、これに対して米国の17歳では45.5%であった。
3.薬物の危険性に対する知識、乱用に対する態度を分析し、我が国の高校生のほとんどがその危険性よく理解し、乱用について拒否的な厳しい態度をもつことが明らかになった。
4.上記をまとめ報告書を作成するとともデータ・アーカイブを構築した。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 全国高校生の喫煙・飲酒・薬物乱用とライフスタイルとの関連にみられる性差2012

    • 著者名/発表者名
      三好美浩、勝野眞吾
    • 雑誌名

      日本アルコール・薬物医学会雑誌

      巻: 47(5) ページ: 211-233

    • 査読あり

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公開日: 2014-07-24  

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