研究課題
基盤研究(B)
【目的】健常者に対する3日間の高脂肪食が骨格筋代謝に与える影響を検討する。【方法】健常男性に対して、普通食とそれに引き続く高脂肪食を3日間ずつ摂取させた。【結果】高脂肪食摂取による骨格筋細胞内脂質(IMCL)の変化とインスリン感受性(GIR)の変化には負の相関を認めた。身体活動量とIMCLの変化率に負の相関を認めた。GIRが低下し、IMCLが増加した群(High-responder group : HR)とGIR、IMCL共に変化しなかった群(Low-responder group : LR)に分けてマイクロアレイ解析を行った所、HR群のメタボリックパスウェイにおける高脂肪食負荷前後の遺伝子変動はLR群に比して大きかった。また、HR群では高脂肪食負荷後に脂質の取り込みβ酸化に関する遺伝子の発現が上昇していた。【結語】IMCLやGIRの変化に呼応して、骨格筋の遺伝子発現も変化することが示唆された。
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Diabetes Invest
巻: 2 ページ: 310-317