研究分担者 |
藤井 雄作 群馬大学, 大学院・工学研究科, 教授 (80357904)
太田 直哉 群馬大学, 大学院・工学研究科, 教授 (10270860)
上田 浩 京都大学, 学術情報メディアセンター, 准教授 (30375159)
吉浦 紀晃 埼玉大学, 情報メディア基盤センター, 准教授 (00302969)
田北 啓洋 群馬大学, 大学院・工学研究科, 助教 (20432768)
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研究概要 |
プライバシー保護機能付e自警システムの開発・改良,検証実験,啓発・普及活動を行うことを目的として,平成22年度から引き続き,新デバイス・新技術の開発,適用バリエーションの拡大,社会実験を通じた地域への啓発・普及活動を検討した. 新デバイス・新技術の開発として,SDカードに画像を保存しAC100V電源供給のみで動作できる夜間監視に適する低コストなセンサーライトー体型防犯カメラシステムを,企業と共同で開発した.また,暗号解除のためのキーをふたつ使い,防犯カメラの設置管理者が一方のキーのみを有することで動作確認時にモザイク化された不鮮明画像を閲覧することが可能な,プライバシー保護機能付き防犯カメラの2重暗号化方法を開発した. また,適用バリエーションの拡大として,昨年度に伊勢崎市内の果樹園に導入したAl1-in-One型防犯カメラシステム「e自警神出鬼没カメラ」の社会実験を継続的に実施し,導入システムのメンテナンスを行った. さらに,社会実験を通じた地域への啓発・普及活動として,上記開発したセンサーライトー体型防犯カメラシステムを桐生市末広町および桐生市本町の商店街に合計20台導入し,プライバシーを配慮した運用形態による社会実験を実施した.また,大規模商業施設における安全・安心の向上のため,上記開発した2重暗号化方法を適用したプライバシー保護機能付き防犯カメラシステムを桐生市の商業施設に導入し,社会実験を実施した.さらに,昨年度に引き続き,市民向けの防犯セミナーを2011年6月および2011年12月に桐生市において開催した.これらの成果に関する報道発表を行うと共に,報道発表及びe自警ネットワーク研究会ホームページ上での公開し,啓蒙・普及活動の推進を行った.
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