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2009 年度 実績報告書

ナノテクを利用した希少糖の新規機能性食品開発と食品安全性評価法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 21300282
研究機関独立行政法人物質・材料研究機構

研究代表者

白井 暢子  独立行政法人物質・材料研究機構, 生体材料センター, 主幹エンジニア (10399404)

研究分担者 高橋 信博  東北大学, 大学院・歯学研究科, 教授 (60183852)
上村 渉  東京大学, 医学系研究科, 助教 (80399394)
金高 弘恭  東北大学, 大学院・医工学研究科, 准教授 (50292222)
清水 良央  東北大学, 大学院・歯学研究科, 助教 (30302152)
キーワードDDS / 希少糖 / 機能性食品 / 安全性評価
研究概要

希少糖(プシコース、アロース)は、香川大学より提供された原料を用いて実施した。また、DDS作製の予備実験段階では、比較的入手が容易なグルコースを用いた。プシコース、アロースおよびグルコースの様々な溶媒に対する溶解性を測定し、さらに、アミノ酸誘導体との共存下における単糖の溶解性への影響を確認した。これにより、単糖と強く相互作用する条件や組み合わせを分析した。これらの分析結果をもとに、適切な単糖認識化合物を設計し、現在、合成法を検討している。
プシコース、アロースおよびグルコースに対し、アミノ酸ないしアミノ酸誘導体をアミノカルボニル反応にて導入する方法を確立した。さらに、これら糖誘導体を高分子多糖であるアルギン酸に脱水縮合反応によって担持し、DDS薬物を作製する方法を開発した。現在、NMR,IRなどによる合成確認と基礎的な物性解析を行いながら、DDS薬物製造方法の再現性と最適化を図りつつ、スケールアップのための設備や人材を検討している。これにより、希少糖DDSシステムにおける原料供給と薬物製造に関する基盤技術開発が達成された。

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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