研究課題/領域番号 |
21300294
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
長 幸平 東海大学, 情報理工学部, 教授 (90256199)
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研究分担者 |
中島 孝 東海大学, 情報デザイン工学部, 准教授 (70408029)
竹下 秀 東海大学, 総合科学技術研究所, 准教授 (80366046)
三宅 亙 東海大学, 工学部, 教授 (40359013)
利根川 豊 東海大学, 工学部, 教授 (80188763)
河野 裕美 東海大学, 海洋研究所, 准教授 (30439682)
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キーワード | 地球環境教育 / リモートセンシング / 気象観測 / 地磁気観測 / 太陽放射観測 / 衛星画像 / eLearning / 全天カメラ |
研究概要 |
1.気象観測システム 21年度に引き続き、西表島に設置した気象観測システムと自動雲画像収集システムの運用とWebでのデータ公開を行っている。本システムから得られた雲画像から晴天域と曇天域を分離するアルゴリズムを作成し、雲量推定処理を開始した。さらに気象衛星「ひまわり」から推定した雲量(衛星観測雲量)との比較を行い、完全曇天と完全晴天における一定の整合性を確認した。雲量データは多くの気象データのなかでも重要度が高く、とくに季節変動データは就学世代における理科教材として非常に効果的であると考える。教材開発も並行して進めている。 2.紫外線観測システム UV-B放射照度計の屋内校正による校正値の補正方法を検討した。さらに、これまで様々な方法で実施してきた感度確認結果を整理し、一部の計測器について感度の長期的な変動傾向をまとめた。今後、屋内校正と長期的な感度の変動傾向を組み合わせ、UV-B放射照度などの長期的な変動傾向を解析し、それらの観測データをわかりやすく紹介する教材にまとめる。 3.地球観測衛星データの教材開発と環境教育の実践 2009年7月22日の日食について気象衛星ひまわりの画像上に現れた太陽の影の動きがわかるアニメーションを作成した。また西表島の環境を衛星画像等を使ってわかりやすく解説するWbb教材の開発を進め、その初期バージョンが完成した。今後、改定し、23年度中に公開予定である。 東海大学国際教育センターの授業"Japanese Studies for Global Citizens"では、本研究で開発中の教材等で地球環境に関する講義を1コマ行い、好評であった。23年度前期に実施する"Observing thee arth from space"という授業では、開発した教材を随時使用し、その教育効果を確認する予定である。
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