研究課題/領域番号 |
21300318
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研究機関 | 放送大学 |
研究代表者 |
浅井 紀久夫 放送大学, ICT活用・遠隔教育センター, 准教授 (90290874)
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研究分担者 |
大西 仁 放送大学, ICT活用・遠隔教育センター, 准教授 (40280549)
大澤 範高 千葉大学, 融合科学研究科(研究院), 教授 (30251721)
高野 邦彦 東京都立産業技術高等専門学校, その他部局等, 准教授 (10353260)
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研究期間 (年度) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | インタラクション / 触力感覚 / 力覚フィードバック / 高臨場感 / 立体表示 |
研究概要 |
本研究の目的は、学習者が体感的インタラクションを通して学習する環境を構築するため、触力感覚を提示する触力覚インタフェースを整備し、視覚の提示と整合するマルチモーダル・インタラクションを実現することである。触力感覚を再現する触力覚インタフェースとして、張力で力覚フィードバックを提供し、汎用的な部品で構成できるデバイスを利用することとした。 本年度は、製作した力覚デバイスを2つのアプリケーションとして組み上げた。一つは、三次元物体どうしの相互作用の具合を力覚提示によって認識しやすくするものである。三次元物体の形状だけではなく、電気的特性を与えて、複雑な相互作用を感覚的に把握することを支援している。力覚提示は、物体同士の干渉に対してその程度に応じて力の大きさを変化させる仕組みとした。もう一つは、現実空間と仮想物体との相互作用の具合を力覚提示によって認識できるようにするものである。ステレオカメラを用いて現実空間の奥行き情報を取得することにより、擬似的に現実空間を触知できる仕組みを構築した。力覚提示は、奥行き情報を持つ現実空間及び三次元形状を持つ仮想物体を双方とも剛体と仮定し、その干渉具合に応じて力を制御する仕組みとした。 前者のアプリケーションについて利用実験を行い、力覚提示の特性を評価した。これは、三次元物体どうしの相互作用の具合を力覚で認識できるか試行したものである。その結果、力覚提示の有用性は認められたものの、アプリケーションの操作性に左右されることとなった。 高度な体感的インタラクションを提供するには、感覚情報の大部分を占める視覚情報及び触力覚情報との相互連携が重要になる。そこで、三次元情報を高い臨場感で提示するシステム、並びにネットワーク上の分散環境に伝送する仕組みを構築した。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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