研究課題/領域番号 |
21310016
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研究機関 | 独立行政法人農業環境技術研究所 |
研究代表者 |
白戸 康人 独立行政法人農業環境技術研究所, 農業環境インベントリーセンター, 主任研究員 (30354062)
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研究分担者 |
和穎 朗太 農環研, 物質循環研究領域, 任期付研究員 (80456748)
内田 昌男 国立環境研, 化学環境研究領域, 主任研究員 (50344289)
近藤 美由紀 国立環境研, 化学環境研究領域, NIESポスドクフェロー (30467211)
上村 真由子 日本大学, 生物資源科学部, 助手 (60444569)
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キーワード | 土壌有機物 / モデリング / 放射性同位体炭素 / 平均滞留時間 / 分画 |
研究概要 |
日本全国の農耕地から、過去数十年にわたる農地管理の履歴や作物の収量、作物残渣や堆肥の投入量、土壌の粘土含量や炭素含量など、モデルのパラメータが揃っている長期連用圃場を選定した。オリジナルRothCモデルがそのまま使える非黒ボク土の畑土壌から、気候・土壌条件が異なる2地点(埼玉県、静岡県)を、また、改良モデルを適用する必要がある黒ボク土畑からも2地点(東京都、山梨県)を選定し、それぞれ同一地点から化学肥料区と堆肥施用区など、土壌管理法が異なる2つ以上の処理区を選定して、土壌サンプルの採取および過去の栽培履歴など必要な情報の収集を行った。 採取した土壌は、比重やサイズによる物理的な分画の処理を行い、各画分の重量及び炭素含有率を分析した。また、粘土含量など、モデルの実行に必要な一般理化学性の分析も行った。 分画した土壌サンプルについて、加速器質量分析計を用いて14Cを分析した。モデルと実測の比較について、次年度から検討を行う。
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