研究課題/領域番号 |
21310028
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
愛甲 哲也 北海道大学, 大学院・農学研究院, 准教授 (30261332)
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研究分担者 |
八巻 一成 独立行政法人森林総合研究所, 北海道支所, 主任研究員 (80353895)
柴崎 茂光 国立歴史民俗博物館, 研究部, 准教授 (90345190)
庄子 康 北海道大学, 大学院・農学研究院, 准教授 (60399988)
柘植 隆宏 甲南大学, 経済学部, 准教授 (70363778)
山本 清龍 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教 (50323473)
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キーワード | 国立公園 / リスクマネージメント / 施設整備 / 利用者意識 / ニュージーランド |
研究概要 |
国立公園の管理・計画に、リスクマネージメントの概念を組み込んだ新たなフレームワークを提示することを目的とする本研究では、2年目にあたる今年度に以下の調査研究を実施した。 まず、昨年度に実施した全国の国立公園の自然保護官の調査および国立公園の利用者を対象にした意識調査の結果を詳細に分析し、その成果を、国際学会および国内学会において発表した。 さらに、調査対象地を広げ、明確なリスクは存在しないが自然歩道に多くのハイカーが訪れる利尻礼文国立公園礼文島、ヒグマと利用者の軋轢が問題視され自然公園制度の利用調整地区の導入が予定されている知床国立公園知床五湖地区において、利用者のリスク認識と、制度の導入の許容度を問う意識調査を実施した。富士箱根国立公園富士山においては、地元警察署の協力を得て、過去の山岳遭難事故の記録を分析し、その特性を明らかにした。 また、2010年12月には、国立公園におけるリスクマネージメントについて、先進的な取組を行っているニュージーランドを訪問し、Department of Conservation本部事務所、Aoraki/Mt. Cook National ParkとFiordland National Parkの管理事務所において、利用者の事故や遭難の発生状況、リスクマネージメントの取組について、聞き取り調査と資料収集を行った。さらに、一般市民への啓発活動を行すMountain Safety Councilも訪問し、リスクコミュニケーションについて、聞き取り調査と資料収集を行った。
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