研究課題
基盤研究(B)
DNAとタンパク質が架橋したDNA-タンパク質クロスリンク(DPC)損傷の細胞内動態や生物影響は十分理解されていない。本研究では,新規なDPC定量法を確立し,哺乳類細胞におけるゲノムDPCの生成・除去動態を検討した。明確な除去修復の関与は認められず, DPCは加水分解機構でゲノムから除去されることが示された。さらに, DPCは染色体損傷を誘発し, DNA損傷応答機構としてATR経路がまず活性化され,次いでATM経路が活性化する機構が示唆された。
すべて 2012 2011 2010 2009 その他
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (7件) 備考 (1件)
J. Biol. Chem.
巻: 287 ページ: 6562-6572
DOI:10.1074/jbc.M111.318410
Mutat. Res.
巻: 771 ページ: 113-122
DOI:10.1016/j.mrfmmm.2010.12.007
放射線生物研究
巻: 46 ページ: 160-176
Nucleic Acids Symp. Ser.
巻: 53 ページ: 225-226
DOI:10.1093/nass/nrn029
J. Biol., Chem.
巻: 284 ページ: 27065-27076
DOI:10.1074/jbc.M109.019174
http://home.hiroshima-u.ac.jp/genechem/index.html