研究課題
基盤研究(B)
日本近海およびカリフォルニア沖の多様な栄養段階の海洋生物を対象に、PCBsや臭素系難燃剤(PBDEs・HBCDs)、微量元素等による汚染実態と生態影響、海洋食物網における濃縮動態について評価した。汚染実態に関しては瀬戸内海や宮城沖におけるHBCDs汚染の進行が示唆された。また、瀬戸内海のスナメリにおいて、寄生虫感染個体で有意に高値のPCBs蓄積が認められ、免疫抑制等の影響が推察された。食物連鎖による濃縮動態に関しては、炭素・窒素安定同位体比やその他物理化学的・生物学的パラメーターの解析から、生物の栄養段階以外に海域固有の栄養塩循環や食物網構造、異性体特異的な代謝・排泄特性が食物網を介した濃縮動態に影響を与える主要因子となることが示唆された。
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