研究概要 |
鉄鋼業における水素の有効利用は、日本全体のCO2削減問題に大きく寄与する。そこで本研究では、現行高炉における積極的な水素導入に加え、コークスを使用しない完全水素高炉を目指した場合の可能性を調査することが主目的である。 シミュレーションモデルを開発し、炉内に水素を導入した場合の,影響を解析した。本シミュレーションモデルにより約40%までの水素を炉内に吹き込むことが可能でることが分かった. また,熱力学的考察によって,水素還元で得られる金属鉄は介在物が少なく純粋な鉄に近いことを明らかにした.
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