研究課題
基盤研究(B)
本研究では、単一量子ドット発光における核磁場効果(オーバーハウザー効果)を観測することにより、母体結晶の核スピン空間分布の可視化を目指した。オーバーハウザー効果は高々10マイクロeV程度のスペクトル変化である。そのため、極めて高いエネルギー分解能を持つ顕微発光測定系を構築した。それを用い、電子・正孔の長距離交換相互作用による微細構造分裂やサイズ依存性、および高指数面成長による微細分裂の抑制などの量子基礎物性の知見を得た。
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