10nm以下の分解能を有する磁気力顕微鏡(自励共振型磁気力顕微鏡)と磁性探針の開発を行った。目視でビット長18nmの記録パターン、直径15nmドットの磁気像を観察し、フーリエ解析法で8nmの分解能が得られた。次いでCoPt、FePtナノドットと反強磁性結合型多層膜[CoPd]/Ru/[CoPd]及びCoPt、FePtナノドットの磁気力顕微鏡観察を行った。これらのナノドットの磁化反転は、磁化反転障壁の弱い部分で起こり、微小領域の磁化反転と瞬時の磁壁伝搬によって進行することが判った。また[CoPd]/Ru/[CoPd]ビットでは、特異な非対称磁化反転を観察した。
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