| 研究課題/領域番号 |
21310093
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| 研究機関 | 大阪大学 |
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研究代表者 |
大野 ゆう子 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (60183026)
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| 研究分担者 |
手島 昭樹 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (40136049)
松村 泰志 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (90252642)
金谷 一朗 大阪大学, 工学研究科, 准教授 (50314555)
山田 憲嗣 大阪大学, 医学系研究科, 特任准教授(常勤) (70364114)
清水 佐知子 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (50432498)
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| キーワード | 社会工学 / 大学における社会医療の生産管理 / 社会医療の駆動力 / 医療サプライチェーン / タイムプロセススタディ / 患者受療行動 / ビデオセンサ / タイムスタディ |
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| 研究概要 |
21世紀の終わりまでの90年間、祖父母、父母、自分、子ども、孫まで、普通の人がいつでもどこでも一定以上の医療・保健・福祉を受けられる社会を維持するには、社会医療サプライチェーンという基盤が重要である。医療スタッフの教育、医学研究、医療関連施策の計画・提案・評価・改善等は、サプライチェーンの駆動力であり、大学および大学附属病院が担うものと考える。本課題では、このコンセプトの下、将来の医療需給シナリオの検討、社会医療における大学および大学附属病院の駆動力としてのあり方の研究を進める。
最終年度の今年は、医療スタッフの稼働能力計測、大学病院が連携する地域における医療情報掌握と医療需要推計を中心に検討を進めた。医療スタッフの稼働能力については、大学病院退院後の患者の医療継続を担う居宅サービスも含めた無人タイムスタディデータの解析を進めた。電子カルテログ情報の解析では、職種・職能による参照方法の違いとリスクを包含した参照履歴の抽出可能性などが明らかとなった。また、指示受け・移送・薬剤関連業務については筆記記録やビデオによる観察画像から日勤帯や1週間にわたる業務の段取り等が抽出可能なことが確かめられた。また、業務中断の判断については作業者の熟練度や中断時の状況が関係することがタイムプロセススタディにより明らかになった。地域における医療情報掌握としては、病院での看護師の見守りレベルを在宅で実現することを目標に、ヴィジョンセンサを用いた画像解析による転倒転落や異常行動検出を試み、実用への示唆を得た。また起立支援機器の開発を行った。大学病院が連携する地域の医療需要の推計としては、病院医療情報から治療が長期化する患者を判別する研究、地域がん登録に基づく地域がん罹患推計と将来予測などを行った。
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