研究課題/領域番号 |
21310097
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
高橋 真吾 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20216724)
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研究分担者 |
横田 絵理 慶應義塾大学, 商学部, 教授 (20277700)
後藤 裕介 岩手県立大学, ソフトウェア情報学部, 講師 (40454037)
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研究期間 (年度) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 参加型アプローチ / 社会シミュレーション / ゲーミング / 妥当性 |
研究概要 |
本年度はこれまでに得られたシナリオ分析による社会シミュレーションの結果を実際の組織に適用した場合に,マネージャなどの当該問題状況の関与者らがモデル化されている問題状況を把握し,シナリオ分析の結果に納得してもらうための参加型の方法論のプロトコルを開発し,具体的にこれまでのシミュレーションモデルについて被験者による実験を行ってその有効性を確認した。 開発した方法論は,社会シミュレーションのモデルから参加型のゲームまでの変換を行うプロトコルを基礎にしている。社会シミュレーションのゲーミングによるモデル理解のためのアプローチとしては,主に (1)行動モデルの妥当性の評価,(2)関与者の問題状況理解,(3)社会シミュレーションで分析したシナリオ効果の現実組織でのパイロット実験の3つある。提案方法論は関与者の問題状況理解に焦点を当てている。 本研究ではとくにtransformation modeling protocolとして,UMLのうちオブジェクト図,ステートマシン図,シーケンス図を用いて,ABMと同型なゲームを設計できる手法を開発した。これを用いて業績評価制度のシミュレーションモデルを問題状況の文脈に依存しないゲームに変換し,被験者30名を対象に実験を行って,ABM理解の促進ができているかを評価した。その結果,下のABMが表現していたタスクや状況について不確実性の表現の理解に関し有意な結果が得られた。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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