研究概要 |
大都市圏パーソントリップ調査のデータを基に都市内滞留者・移動者の時空間分布を推定し,首都直下大地震の発生を想定した各種シミュレーション分析を試みた。まず,物的被害を記述する「環境情報シミュレータ」と人間行動を記述する「人間行動シミュレータ」を構築し,これらを連動させることで広域避難の様相について分析した。また,大規模鉄道駅周辺地域における人々の移動軌跡を推定し,これを可視化するための「歩行者流動モデル」を構築した。さらに,大地震発生後の公共交通機関が麻痺した状況下における就業者の通勤意思と通勤経路を記述する「通勤意思モデル」と「通勤可能性モデル」を構築し,これを用いて就業者の通勤可能性について分析した。
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