研究課題
基盤研究(B)
癌抑制遺伝子p53の変異はヒト悪性腫瘍で最も多く認められる異常であり、p53タンパク質の制御機構を理解することは細胞の癌化防御に関する研究にとって不可欠である。本研究において、悪性腫瘍由来の四量体形成ドメイン変異型p53の四量体形成と安定性解析により、細胞内の様々なイベントに関わるp53の機能不全となる不安定化の閾値が極めて低いことを見い出した。さらに、Li-Fraumeni症候群の原因となるp53変異によるp53四量体化の形成不全を、回復させる薬剤の開発に成功した。また、四量体形成ドメインの安定性が、進化による生体環境の変化に応答して獲得されたことが示唆された。
すべて 2012 2011 2010 2009 その他
すべて 雑誌論文 (14件) (うち査読あり 14件) 学会発表 (22件) 備考 (1件)
Bioorg Med Chem. Lett
巻: 22 ページ: 2780-2783
DOI:10.1016/j.bmcl.2012.02.085
Peptide Sci.
巻: 2011 ページ: 301-302
巻: 2011 ページ: 345-346
Biopolymers
巻: 95 ページ: 410-419
DOI:10.1002/bip.21594
J. Biol. Chem
巻: 286 ページ: 252-258
DOI:10.1074/jbc.M110.174698
Peptide Sci
巻: 2010 ページ: 149-150
巻: 2010 ページ: 269-270
巻: 2010 ページ: 95-96
Seikagaku
巻: 82 ページ: 848-93
巻: 2009 ページ: 319-320
巻: 2009 ページ: 411-412
Cell Cycle
巻: 8 ページ: 3396-405
Adv Exp Med Biol
巻: 611 ページ: 567-8
DOI:10.1007/978-0-387-73657-0_249
http://wwwchem.sci.hokudai.ac.jp/~biochem/index.html