研究課題/領域番号 |
21310159
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
DEJONG Wil 京都大学, 地域研究統合情報センター, 教授 (00390716)
|
研究分担者 |
田中 耕司 京都大学, 地域研究統合情報センター, 名誉教授 (10026619)
柳澤 雅之 京都大学, 地域研究統合情報センター, 准教授 (80314269)
石川 登 京都大学, 東南アジア研究所, 准教授 (50273503)
|
キーワード | 資源管理 / 国境 / ガバナンス / 東南アジア / アンデス |
研究概要 |
デ・ヨングは、ペルー北部国境地域の森林をベースにした気候緩和への取り組みの導入と、これらの努力が森林住民の社会にどのように理解され、またどう影響しているかということを研究した。森林と気候変動の言説は全国的、地域的、そして局地的に行っている様々な関係者たちの間で進展している。彼らは重要な期待を生成している。彼らは森林利用や管理への関心及び実施を徐々に変更しているように思える。赤嶺氏は、2011年7月にイギリスのジャージー島で開催された第63回IWC(国際捕鯨委員会)に出席し、捕鯨問題における賛成派と反対派の両方を観察した上で、生態学政策を述べた。彼はまた2012年2月にフィリピンでジンベイザメ観光事業の実地調査に着手した。彼は、そのことがWWF(世界野生生物基金)フィリピンによって促進され、またジンベイザメの生態学観光事業が地域市町村の収益増加に貢献しているが、恩恵を受けた漁師はほんのわずかだったということがわかった。島民の間で乾燥肉として以前はよく配布されていたが、食用のためにそれらを収穫する興味を示した漁師も中にはいたけれども、長期間禁止された。石川氏は主に木材や非木材、またカリマンタンサワラク州の国境にある植林地帯拡大のための森林抽出活動に焦点を当てた。森林資源の実施は植林地帯開発の進展に伴い変更されている。しかし、このことが森林利用の実際や生物多様性保全のいずれかにのみ損害ではないことを暗示する予期しない結果もある。柳沢氏は森林資源の変化とMatses土地特有民族、ブラジルとペルーアマゾン地域の国境に住んでいるのだが、この民族の生計体制を調査した。アマゾン川の変化と並行して、湖や池などがその形状や水の流れを変化させた、そしてそのことが人々の居住地域や天然資源利用に影響を及ぼした。田中氏は行政会議に出席し、そのプロジェクト(企画)に関連する調査結果行事の報告をする。
|