研究課題
基盤研究(B)
ラテンアメリカで経済自由化は企業の生産性上昇や地域間格差縮小をもたらしたものの、必ずしも雇用は増加せず、労働者間の賃金格差は拡大した。グローバル化に刺激された資源開発は国全体の経済成長に貢献するが、一部で地域社会の紛争を引き起こした。政治が制度化されておらず合意形成の仕組みがない国では民主的な手続きはかえって紛争を激化させた。条件付現金給付が貧困を削減して所得階層間の対立を緩和する効果は市民社会の強さにも依存していた。本研究を通じて自由化・民主化から対立・緊張が増大するメカニズムがより明らかとなった。
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巻: 199(6 ページ: 29-44
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