研究課題
1.研究目的本研究の目的は、中華人民共和国建国から今日までの政策決定過程を分析対象とする幅広い実証研究を行い、それら分析を通じて、既存の分析モデルに代わる新たな分析モデルを提示することである。2.研究成果(1)計画の最終年度となる本年度は、前年度までの研究体制を引き継ぎ、新たな分析モデルを提示するための事例研究、プロジェクト参加者間での議論を行った。事例研究班は、史資料調査組とインタビュー組を組織し、中国などにおいて調査研究を行った。史資料調査組は、中国政府関係機関における調査活動を主要な任務とし、インタビュー班は、日本及び中国において中国の政府関係者、政府系シンクタンク研究者、メディア関係者などへのヒアリング活動を行った。以上の調査に基づき、メンバー各自が中国の政策決定過程に関する分析を行い、論文発表や学会報告を行った。モデル構築班は、(1)欧米ならびに中国の研究者との意見交換、(2)事例研究班とモデル構築班の研究成果を綜合して分析モデルの検討、洗練を行った。(2)研究会議と成果の発表本年度は、以下のような研究活動、研究成果の発表を行った。・全体研究会議の開催(平成23年6月、12月):前年度の研究成果と成果報告書執筆に関する検討会・研究成果報告会の開催(平成23年10月、11月):事例研究班、モデル構築班による研究成果の中間報告・史資料調査、意見交換のための海外出張(北京、上海など)・研究分担者、連携研究者、研究協力者それぞれの論文発表、学会発表・研究報告書の作成(平成24年2月~3月)
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学術研究(人文科学・社会科学編)(早稲田大学教育・総合科学学術院)
巻: 60 ページ: 267-283
現代中国(日本現代中国学会)
巻: 85 ページ: 17-33