研究課題/領域番号 |
21320020
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
山室 信一 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (10114703)
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研究分担者 |
小関 隆 京都大学, 人文科学研究所, 准教授 (10240748)
岡田 暁生 京都大学, 人文科学研究所, 准教授 (70243136)
伊藤 順二 京都大学, 人文科学研究所, 准教授 (80381705)
王寺 賢太 京都大学, 人文科学研究所, 准教授 (90402809)
久保 昭博 京都大学, 人文科学研究所, 助教 (60432324)
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キーワード | 第一次世界大戦 / 文化 / プロパガンダ / 総力戦体制 / 芸術史 / 大衆文化 |
研究概要 |
本計画は、京都大学人文科学研究所の共同研究班『第一次大戦の総合的研究へ向けて』の一環として実施され、ほぼ2週間に一度の割合で研究会を催した。 ■この共同研究班の成果の一部、とりわけ第一次世界大戦以前におけるプロパガンダを通した国民の精神的動員が、大戦そのものに与えた影響については、平成22年度に『レクチャー・シリーズ第一次世界大戦を考える』全六冊(人文書院)として出版した。また平成23年度には同シリーズの合評会を都合六回、公開のかたちで行なった。 ■平成22年度にはとりわけアジアにおける戦前のプロパガンダ政策と後の第一次世界大戦への影響に焦点を当てて研究会を行い、また平成23年度には「芸術」「思想史」「植民地」「総力戦」に焦点を当てた小シンポジウムを行なって、主題の絞込みを行なった。 ■平成22年度には分担者も参加のうえ西部戦線の調査を行ない、またInternational Encyclopedia of the First World War1914-18プロジェクトのメンバーおよびペロンヌ(仏)の第一次大戦博物館の学芸員と現地にて共同研究の打ち合わせを行なった。 ■海外の研究者との討議については、任城模(韓国)と申請者がソウルにて共同研究の打ち合わせを行ない、また胡令遠(中国)は平成23年度9月より人文科学研究所の客員教授として半年間来日した。ヤン・シュミット(ドイツ)は共同研究班に8回出席した。 ■データベース公開に関しては、本研究所の人文学情報センターを利用し、既に共同研究班『第一次大戦の総合的研究へ向けて』のホームページの英訳化を開始している。
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