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2010 年度 実績報告書

シノワズリの中の日本 17~19世紀の西洋における日本文化受容と中国

研究課題

研究課題/領域番号 21320030
研究機関国立歴史民俗博物館

研究代表者

日高 薫  国立歴史民俗博物館, 研究部, 教授 (80230944)

研究分担者 山崎 剛  金沢美術工芸大学, 美術学部, 准教授 (70210391)
荒川 正明  学習院大学, 文学部, 教授 (70392884)
澤田 和人  国立歴史民俗博物館, 研究部, 准教授 (80353374)
キーワード東西交流 / 工芸 / 交易 / 漆器 / 磁器 / 室内装飾
研究概要

平成22年度の主要な成果は、イタリア国内に現存する漆の間・中国の間などのシノワズリ室内装飾の調査と、それを構成する日本製磁器および漆器、中国・西洋製などの工芸品の調査を行ったことである。調査方法は昨年度同様、磁器班、漆器班を中心におこなった。訪問先は、以下の通り。トリノ・フィレンツェ・パレルモで現地研究者との意見交換をおこなった。
【ヴェネツィア】ドゥッカーレ宮殿(ヴェネツィア製漆塗盾の調査)、レッツォニコ宮殿(ヴェネツィア漆器および日本・中国製磁器の調査)
【ジェノヴァ】王宮・赤の宮殿・白の宮殿・スピノーラ宮殿(日本製および中国製磁器の調査)
【トリノ】マダマ宮殿(シノワズリ室内装飾の調査)、ヴィラ・デラ・レジーナ(シノワズリ室内装飾・漆器)の調査、王宮(漆の間・日本製磁器の調査)、装飾美術館シノワズリ室内装飾の調査
【フィレンツェ】ピッティ宮殿(日本製漆器および磁器の調査)
【ローマ】ヴェネツィア宮殿(日本製磁器の調査)
ギャリー・ドーリア・パンフィーリ(シノワズリ絵画・シノワズリ庭園に関する資料調査)
【パレルモ】ヴァルグアルネーラ・ガンジ宮殿(日本製磁器の調査)、中国小館(シノワズリ室内装飾の調査)
ピエモンテ、シチリアは、とくにシノワズリが盛行した地域であり、まとまった遺例にめぐまれている。イタリアのシノワズリ、日本美術受容に関する基本的な調査をおこなえたことが有益であった

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 『ジャパン』漆黒を表象する輸出磁器2011

    • 著者名/発表者名
      櫻庭美咲
    • 雑誌名

      民族藝術

      巻: 27 ページ: 92-100

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 広東漆器 中国の輸出漆器2011

    • 著者名/発表者名
      日高薫
    • 雑誌名

      歴博

      巻: 165 ページ: 20-23

  • [雑誌論文] ヨーロッパにおける磁器製茶器の発展-肥前磁器製茶器からヨーロッパ製磁器のセルヴィスへ-2011

    • 著者名/発表者名
      櫻庭美咲
    • 雑誌名

      『周縁の文化交渉学シリーズ1 東アジアの茶飲文化と茶業』関西大学文化交渉学教育研究拠点

      ページ: 209-223

  • [学会発表] オランダ東インド会社文書からみるアジアの陶磁貿易2010

    • 著者名/発表者名
      櫻庭美咲
    • 学会等名
      中近東文化センター付属博物館
    • 発表場所
      中近東文化センター(招待講演)
    • 年月日
      20100500

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公開日: 2012-07-19  

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