研究課題
本年度は以下のような調査研究を実施した。1.事前協議及び交渉年度初めに研究代表者(加島)が中国陜西省西安市に赴き、中国側研究協力者と本年度の現地調査に関して協議を行なった。2.現地調査平成21年9月及び平成22年2月に中国陜西省及び河南省において、(1)仁寿舎利塔起塔寺院、(2)仁寿舎利塔址出土遺物と隋代関連遺物、(3)慶山寺舎利塔址出土遺物、(4)関連岳廟と墳墓壁画に関する調査を行なった。3.収集データの整理と解析現地調査で得られたデータ(測位データ、調書、画像、銘文、材質分析等)を整理し、ハードディスク上に蓄積し、研究分担者の各専門分野からの解析を行なった。4.研究会年度後半に研究代表者及び研究分担者の参加による研究会を行ない、本年度の調査結果を共同で分析した上で、意見交換により問題点を整理し、次年度の調査研究に備えた。