研究課題/領域番号 |
21320032
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研究機関 | 大正大学 |
研究代表者 |
加島 勝 大正大学, 文学部, 教授 (80214295)
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研究分担者 |
松本 伸之 独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館, 学芸企画部, 部長 (30229562)
東野 治之 奈良大学, 文学部, 教授 (80000496)
泉 武夫 東北大学, 文学研究科, 教授 (40168274)
長岡 龍作 東北大学, 文学研究科, 教授 (70189108)
岡林 孝作 奈良県立橿原考古学研究所, 企画課, 総括研究員 (80250380)
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キーワード | 隋唐時代 / 仏舎利信仰 / 荘厳 / 仁寿舎利塔 / 舎利容器 / 墓葬 / 棺 / 仏塔 |
研究概要 |
本調査研究は隋唐時代の舎利荘厳に注目し、その実際を美術史(彫刻史、絵画史、工芸史)、考古学、歴史学、保存科学を専門とする研究分担者が詳細に調査し、基礎資料を集積するとともに、造形美術を通して浮かび上がる信仰と思想について総合的に考察を加え解明することを目的としている。 本年度は以下のような調査研究を実施した。 1.現地調査:年度半ばに中国甘粛省・青海省・江蘇省・浙江省を対象地域とし、(1)仁寿舎利塔起塔寺院実査、(2)仁寿舎利塔出土遺物と晴代関連遺物、(3)唐代舎利塔寺院実査、(4)唐代出土関連遺物、(5)関連岳廟・墳墓壁画に関する調査を行なった。 2.収集データの整理と解析:(1)現地調査で得られたデータ(測位データ、調書、画像、銘文、材質分析等)を整理し、コンピュータ上に蓄積した。(2)蓄積された調査データについて研究代表者、共同して美術史(彫刻史、絵画史、工芸史)、考古学、歴史学、保存科学の各分野からの解析を行なった。 3.研究会:収集データの整理と解析終了後、研究代表者及び研究分担者の参加による研究会を行ない、これによって得られた結果を共同で分析した上で、意見交換により、問題点を整理した。保年度は本研究の最終年度なので、3カ年の研究成果を研究成果報告書(概報)にまとめた。
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