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2010 年度 実績報告書

ラピス・ラズリ青色釉薬実現に向けての研究

研究課題

研究課題/領域番号 21320035
研究機関東京芸術大学

研究代表者

豊福 誠  東京芸術大学, 美術学部, 教授 (30227665)

研究分担者 太西 博  東京芸術大学, 美術学部, 准教授 (20345341)
キーワードラピス・ラズリ / 高度青色顔料
研究概要

ラピス・ラズリ原石粉からの高純度青色顔料抽出 高純度青色顔料抽出をおこなうにあたり、イタリア13世紀のチェンニーニ抽出法を採用し、精製にかかる作業総時間数は、879時間になった。この抽出によって得られた高純度青色顔料は、7段階の粒度に分け、中目S200g・中目200g・中細S231、85g中細211.91g・細S118.54g・細178.4g・微細125.71g・シリカ425g・荒目残57g総抽出量1741.41g石粉総量の約15。9%であり、1266.41gの天然ウルトラマリン顔料となった。
陶磁器釉薬としての可能性の拡大粉砕資料及び抽出資料による、ラピス・ラズリの鉱物学的評価を目的とした分析試験を茨城県工業技術センターに依頼し、熱分析試験・粉末X線解析試験・蛍光X線分析試験を行った。鉱物組成が複雑なため、分析と解析を重ねて行う予定である。
釉薬としての発色維持ラピス・ラズリの粉砕末焼成試験では、高火度焼成により固有色が消失するため、低火度釉による発色試験を行った。又、中火度域から高火度域での「焼成温度・時間・雰囲気」「釉薬の媒熔剤・顔料濃度・顔料純度」の各条件における焼成試験を継続的に行っている。

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公開日: 2012-07-19  

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