研究課題
本研究は、次世代型博物館に向けたインタラクティブな自動誘導機能が付加された展示解説コンテンツと、その展示を効率的に評価できる展示評価支援システムの開発を目標としている。本年度は、国内外の先進事例における調査・研究とそれらについての問題点や課題の抽出を行い、基本設計を行った。また、詳細設計においては、これまでの九州国立博物館との共同研究で得られた諸データや博物館側の要請する用件定義を行い、より実用的な設計を行った。(1) 国内外における先進事例の調査・研究携帯型展示解説や閲覧補助システムを導入している国内外の施設へ足を運び、担当者インタビューや稼動システムについて取材を行い、調査内容を詳細に分析した。(2) 九州国立博物館との共同研究における諸データの分析を行い、以下のようなプロトタイプの設計と提案を行った。(1) 来館者行動分析によるGUI基板の展示評価システムの提案(2) ユーザの状況や興味を反映した個別閲覧ルートの自動構成手法の開発(3) ユーザに行動鑑賞を促すガイドコンテンツの配信(来館者の状況に応じたコンテンツの切り替えをユーザ自身で行えるサポート)(4) 能動的鑑賞を促す博物館ガイドインタフェース(キーワードチェックを基本とする能動的学習・鑑賞方法の提案)(5) 能動的な博物館学習を促す子供向けコンテンツの設計(学校単位・家族単位で連れてこられがちな子供が、自ら進んで足を運びたくなるようなコンテンツ)(6) 創造的な学習を支援するコンテンツの設計(歴史像を想像するという学問として歴史の面白さを体験してもらうためのコンテンツ)
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すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 6件) 学会発表 (10件) 備考 (1件)
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日本データベース学会論文誌(DBSJ Journal) 8
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International Conference on Advances in Computer Entertainment Technology 2009(ACE2009) (ISBN978-1-60558-864-3)
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http://www.design-lab.jp/