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2012 年度 実績報告書

沖縄奄美民俗音楽資料のデジタル化と民俗音楽の変容に関する歴史研究

研究課題

研究課題/領域番号 21320041
研究機関沖縄県立芸術大学

研究代表者

金城 厚  沖縄県立芸術大学, 音楽学部, 教授 (50183273)

研究分担者 久万田 晋  沖縄県立芸術大学, 付置研究所, 教授 (30215024)
植村 幸生  東京芸術大学, 音楽学部, 教授 (80262252)
研究期間 (年度) 2009-04-01 – 2013-03-31
キーワード民族音楽学 / 民謡 / 沖縄学 / データベース / 芸能史 / 琉球
研究概要

2012年度は、最終年度となるので、研究の整理と収束に努めた。
データベース構築班(久万田、金城)は、前年度から継続してデジタル化作業を進め、7月までに、東京藝術大学所蔵沖縄・奄美関係音声資料のうち、録音テープ1,000巻分にあたる録音のデジタル化をすべて終了することが出来たので、同月から、これら録音の内容を表記したメモ書き資料のデジタル化の作業に移行した。同メモをスキャナーにてPDFファイル化する作業にアルバイトを雇用し謝金を執行した。この作業は3月末までに完了しなかったので、次年度において、別途の資金を得て数ヶ月うちに完了したいと考えている。
応用研究班(金城、植村)は、沖縄民謡と、琉球王国宮廷での儀礼音楽との歴史的関係について討議、研究し、日本本土、中国を含む周辺諸文化との比較研究をおこなった。その結果、沖縄民謡の楽曲構造の諸形状から帰納された楽曲分析方法が、日本音楽全般にも応用できる見通しがついたので、これを学会で発表した。また、歴史的研究から、琉球国王が中国から冊封を受ける儀礼の席で歌われた歌や器楽曲の内容がある程度あきらかになったので、本学が刊行する研究誌上に寄稿して発表した。
本研究の助成は当年度にて満了するが、今後、この研究で作成することの出来たデジタル・データを学外に公開・活用して社会に発信していく業務に供するために、本学附属研究所に専用のパソコンを設置した。また、公開にあたってのルールについても討議を重ね、使用許諾の手続きについてのガイドライン(仮)を制定することが出来た。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2013 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] 「琉球の外交の場における音楽と楽器の意味」2013

    • 著者名/発表者名
      金城厚
    • 雑誌名

      『ムーサ』

      巻: 第14 号 ページ: 53 - 61

  • [学会発表] 「中国の板式理論を日本音楽に適用する試み」

    • 著者名/発表者名
      金城厚
    • 学会等名
      第10回日中音楽比較研究国際学術会議
    • 発表場所
      東京芸術大学
  • [学会発表] 「沖縄の芸能・音楽研究の半世紀と今後の課題」

    • 著者名/発表者名
      久万田晋
    • 学会等名
      2012年琉球大学国際沖縄研究所シンポジウム
    • 発表場所
      沖縄県立博物館・美術館
    • 招待講演

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公開日: 2014-07-24  

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