研究課題/領域番号 |
21320042
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研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
林 道郎 上智大学, 国際教養学部, 教授 (40318621)
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研究分担者 |
米倉 迪夫 上智大学, 国際教養額学部, 教授 (70099927)
小林 宏光 上智大学, 国際教養学部, 教授 (40195805)
松原 典子 上智大学, 外国語学部, 准教授 (10338428)
平澤 Caroline 上智大学, 国際教養学部, 助教 (10535454)
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キーワード | 絵解き / 観衆 / 場 / パフォーマティヴィティ / 媒介者 |
研究概要 |
21年度は、4月に研究チームを立ち上げ、その後、休暇期間中をのぞき、ほぼ毎月研究会を開催し各自の現在の研究状況および調査進捗状況について発表、議論を継続してきた(すべてヴィデオ画像及び議事録にて記録済)。同時並行して、画像データベースや文献データベースの作成に着手。大学院生を数人雇用し、その作業を進めた。 7月には、メンバー全員で、富山の城端市善徳寺に仏教絵画の絵解きの実践現場を訪ねると同時に、立山博物館にて、立山曼陀羅各種のコレクションを調査する。そのほか、林、松原、小林は、海外調査を実施した(林、松原はサバティカル期間中に当たっていたため、一年を通じて数回主にヨーロッパを中心に調査、小林は、冬季休暇を利用してパリの東洋美術コレクションを調査)。また、米倉、平澤は、国内にて数回調査旅行を実施した。 秋には、絵解き研究の第一人者である、名古屋大学の阿部康郎、村松加奈子両氏を招き、セミナーを開催。絵解き研究の現状について議論をする。 また、次年度、次々年度に向けての交渉を開始した。次年度のワークショップの計画は、4~5回分の人選と交渉を開始。22年5月には、アメリカの仏教美術研究の第一人者Cynthea Bogel教授ほか数名の研究者を招き、英語を使用したセッションを開催する予定である。また、最終年度のシンポジウムに向けて、カリフォルニア大学バークリー校のT.J. Clark教授に参加を打診。了承の快諾を得た。
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