研究課題/領域番号 |
21320044
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研究機関 | 筑紫女学園大学 |
研究代表者 |
大城 房美 筑紫女学園大学, 文学部, 教授 (80289595)
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研究分担者 |
ジャクリーヌ ベルント 京都精華大学, マンガ学部, 教授 (00241159)
中垣 恒太郎 大東文化大学, 経済学部, 准教授 (80350396)
吉原 ゆかり 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 准教授 (70249621)
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キーワード | 国際研究者交流 / コミックス・マンガ文化 / 女性 / 多国籍 / グローバル化 / 比較文化 / 英語 / アジア |
研究概要 |
3年目は本プロジェクトの成果の公表に重点を置き、出版と国際会議を中心に研究活動を行った。 (1)出版:ベルント・大城は、研究協力者Cheng Tju Limと、2年目にシンガポール国立大学で開催した国際会議を、"Women and Manga"特集として、米学術雑誌International Journal of Comic Artに編集・掲載(論文13本)。この出版は、本プロジェクト活動のグローバルな周知に貢献した。 (2)調査・研究:7月英国:大城は、ロンドンでManga Shake Speareを出版したSelf Made Hero社を訪問、編集主幹Emma Haileyとミーティングを行った。吉原はプラハにて、シェイクスピアとマンガによるポップ・カルチャーの融合をテーマとしたGlobal Spin-offsを司会,発表。ベルントは、研究会議「『女性マンガ』という視座マンガ研究科の5つのタマゴたち」を開催。9月:ベルントは韓国富川にて第3回国際漫画会議を開催。1月:大城は「東アジアの若者は今日本のマンガ文化を中心に」を開催。2月:中垣は、「研究会議□変貌する米国コミックス事情の最前線」を開催。大城は、オハイオ州立大学Billy Ireland Cartoon Library、New York Public Libraryを調査訪問。また、ユダヤ女性コミックス展覧会を巡る国際会議を開催したコロンビア大学のKaren Greenを訪問し、Butler Libraryのコミックス・英語翻訳漫画の所蔵状況を確認。 (3)国際会議の開催:3月ハノイ:ベトナム日本文化センターと福岡県との共催で、「女性とマンガ:日本を越えて、繋がる文化」を開催。展覧会とワークショップはベトナム日本文化センターが、国際会議は本プロジェクトが中核となった。ハノイ女性博物館で、ベトナムの研究者や学生を含め、英語/ベトナム語/日本語の多言語で行われた国際会議は、本研究の総括の場となった。
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