(1)研究発表会を2回実施した。 <第1回>平成21年9月18日・於:埼玉大学・東京ステーションカレッジ 武井和人「《袋綴》捜索願」 石澤一志「堯孝門弟「周興」の書写活動」 長沼正子「中世の古辞書『運歩色葉集』-静嘉堂文庫本は三冊だった-」 李仙喜「対馬島宗家文庫蔵『(原刊本)捷解新語』について-諸原刊本との異同箇所を中心に-」 <第2回>平成22年3月12日・同上 高木文「十市遠忠の書記姿勢-和歌の表記を通して-」 木下美佳「武井蔵『伊勢物語愚見抄』について」 家入博徳「『日本国見在書目録』に見る書写享受の一側面」 (2)以下の機関等所蔵の古典籍を調査した。 ・四天王寺大学図書館恩頼堂文庫蔵『日本国見在書目録』(家入博徳)※撮影も ・対馬島宗家文庫蔵『捷解新語』等(李仙喜)※撮影も ・京都女子大学附属図書館吉澤文庫蔵『古今集童蒙抄』(武井和人) ・武井蔵『伊勢物語愚見妙』(木下美佳) ・宮内庁書陵部蔵伏見宮旧蔵・東山御文庫蔵楽書等(川島絹江)※紙焼による (3)論文3点、返書1点を公刊した。
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