研究課題/領域番号 |
21320055
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
丹治 愛 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (90133686)
|
研究分担者 |
西川 克之 北海道大学, 大学院・メディア・コミュニケーション研究科, 教授 (00189268)
草光 俊雄 放送大学, 教養学部, 教授 (90225136)
富山 太佳夫 青山学院大学, 文学部, 教授 (70011377)
宮本 なぼ子 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 准教授 (20313174)
中井 亜佐子 一橋大学, 大学院・言語社会研究科, 准教授 (10246001)
|
キーワード | 英国の国家像 / イングリッシュネス / 帝国主義 / コスモポリタニズム / 都市と田舎 / ヘリテージ映画 |
研究概要 |
本研究は、ヴィクトリア朝以降、英国のナショナル・アイデンティティがどのような歴史的コンテクストのなかで、どのようなかたちに構築され、そして変更を加えられていったかを現代までたどる試みであると同時に、その歴史のなかでそれぞれの代表的な文学作品のいくつかを具体的に解釈して、いこうとする試みである。 2年目となる平成22年度は、5月に公開講演会(東京大学)を開催し、長井香里(ケント大学)が「蒸気船から落ちるということ:大英帝国と20世紀初頭のコスモポリタニズム」について論じた。6月には、浜井と原田が、イギリス帝国史研究会の国際ワークショップ(東京大学)に、それぞれ報告者とコメンテイターとして参加した(タイトルは業績発表の項を参照のこと)。さらに9月には、ふたたび講演会(東京大学)を開催し、Professor Rosemary H Sweet (University of Leicester),が"Medievalism and the Grand Tour : British travellers and the Gothic in Italy c.1780-1830"について論じた。最後に3月には、「帝国主義的拡大への反動としてのリトル・イングランディズム」をテーマとして研究会を開催するとともに、「ヘリテージ映画とイングリッシュネス」(松本朗)、「植物のイングリッシュネス」(草光)、「動物のイングリッシュネス」(丹治)についての公開講演会を開催した(北海道大学)。
|