宋代総集の流伝と文学史的意義に関する実証的研究

2012 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 21320071
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 各国文学・文学論
• 研究機関: 奈良女子大学
• 研究代表者: 野村 鮎子 奈良女子大学, 人文科学系, 教授 (60288660)
• 連携研究者: 筧 文生 立命館大学, 文学部, 名誉教授 (60066628)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2012
• キーワード: 四庫提要 / 宋代文学 / 総集 / 版本

研究概要

本邦には、これまで宋代総集に関する体系的な研究はなかった。宋代文学に関する研究のほとんどは、詩人とその別集(個人の詩文集)についての研究であり、宋代総集の意義は看過されてきたといっても過言ではない。本研究は、『四庫提要』の34種の総集についての解読と国内外の善本所蔵機関への調査を中心としたものである。その成果は『四庫提要宋代總集研究』(汲古書院 2013 年1月)として公開した。

研究成果

• [雑誌論文] 『四庫提要』にみる宋代總集評価 (2012)
  • 著者名/発表者名: 野村鮎子
  • 雑誌名: 叙説 巻: 第39巻 ページ: 72-89
• [雑誌論文] 歸有光《先妣事略》之系譜-論弔母之古文體的生成與發展 (2011)
  • 著者名/発表者名: 野村鮎子
  • 雑誌名: 中華婦女史論集 巻: 第9巻 ページ: 91-110
  • 査読あり
• [雑誌論文] 帰有光の時務文-もうひとつの『未刻集』が語るもの (2011)
  • 著者名/発表者名: 野村鮎子
  • 雑誌名: 叙説 巻: 第38巻 ページ: 315-332
  • URL: http://hdl.handle.net/10935/2858
• [雑誌論文] 汪婉的歸有光研究及其意義 (2009)
  • 著者名/発表者名: 野村鮎子(権赫子訳)
  • 雑誌名: 清代文学研究集刊 巻: 第2輯 ページ: 309-350
  • 査読あり
• [学会発表] ジェンダー史と中国古典詩文研究 (2012)
  • 著者名/発表者名: 野村鮎子
  • 学会等名: 京都大学中国文学会第27回例会
  • 発表場所: 京都大学
  • 年月日: 2012-07-14
• [学会発表] 『論學繩尺』について (2010)
  • 著者名/発表者名: 野村鮎子
  • 学会等名: 奈良女子大学2010 年中国文学公開研究会
  • 発表場所: 奈良女子大学
  • 年月日: 2010-12-05
• [学会発表] 歸有光の時務文-もう一つの『未刻集』が語るもの (2009)
  • 著者名/発表者名: 野村鮎子
  • 学会等名: 2009 年度日本中国学会
  • 発表場所: 東京、文教大学
  • 年月日: 2009-10-11
• [図書] 四庫提要宋代總集研究 (2013)
  • 著者名/発表者名: 野村鮎子、筧文生
  • 総ページ数: 360
  • 出版者: 汲古書院
• [図書] 家族と教育 ジェンダー史叢書2 (2011)
  • 著者名/発表者名: 石川照子、高橋裕子、野村鮎子
  • 総ページ数: 307, 96-97
  • 出版者: 明石書店
• [図書] 中國文人傳第五巻宋三 (2010)
  • 著者名/発表者名: 福本雅一、矢淵孝良、村上幸造、野村鮎子
  • 総ページ数: 273, 210-242
  • 出版者: 藝文書院
• [図書] 台湾女性研究の挑戦 (2010)
  • 著者名/発表者名: 野村鮎子、成田靜香編
  • 総ページ数: 368, 269-286, 249-268
  • 出版者: 人文書院