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2009 年度 実績報告書

北海道,福岡,鹿児島方言に見られる音調句の言語変化に関する社会言語学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 21320076
研究機関鹿児島大学

研究代表者

太田 一郎  鹿児島大学, 法文学部, 教授 (60203783)

研究分担者 高野 照司  北星学園大学, 文学部, 教授 (00285503)
二階堂 整  福岡女学院大学, 人文学部, 教授 (60221470)
宇都木 昭  独立行政法人理化学研究所, 脳科学総合研究センター・言語発達研究チーム, 研究員 (60548999)
キーワード音調の変異 / 言語変化 / 社会音声学 / ディフレージング / ダウンステップ / 言語変異理論 / 地域方言 / 若年層方言
研究概要

本年度は前述の目的を達成するために,音声,文法,談話の言語的要因と話者特性および発話スタイルの社会的要因を「原因」,ディフレージングの生起/不生起を「結果」とした因果モデルを仮定して音調句の言語変化の様相をとらえる調査を計画実施することを目指していた。
当初の計画では,(1)調査内容の策定(4月~7月)(2)各調査地点での予備調査と調査内容・方法の決定(8月~9月)(3)本調査・資料収集・音調分析の開始(10月~1月)(4)調査中間段階での確認(12月)(5)年度末のまとめと次年度計画の確認(3月)(6)成果発表(3月)と進む予定だったが,(1)調査内容の策定段階で,いくつかの発話スタイルを「自然に」とらえるためにはどうすればよいかという議論にかなりの時間を費やし,また(2)予備調査およびその結果の分析での試行錯誤を繰り返したため,結局今年度は計画中の(1)と(2)が中心となり,(3)と(4)へ進むことはできなかった。調査で取り上げる音調面の変異については,当初考えていたディフレージングだけでなく,ダウンステップも含めて検討することとした,(6)は第25回社会言語科学会研究大会において本研究の全体構想について発表する形で実施した。また(5)は(6)の際にあわせて行っている。
また今年度の調査計画策定において困難を極めたものが話者にかんする調査項目の策定である。これについては本研究グループ外の研究者との協力関係を模索する中である程度の目安がついたが,それに伴い,今後の調査内容は大幅な修正が必要となる。(その内容については公表することは現段階では控えたい。)次年度はあらためて調査計画を見直すところから始めることにする。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 地域方言の音調変異にかんする社会言語学的研究の構想2010

    • 著者名/発表者名
      太田一郎, 高野照司, 二階堂整, 宇都木昭, 朝日祥之
    • 雑誌名

      社会言語科学会第25回大会発表論文集

      ページ: 240-3

  • [学会発表] 地域方言の音調変異にかんする社会言語学的研究の構想2010

    • 著者名/発表者名
      太田一郎, 高野照司, 二階堂整, 宇都木昭, 朝日祥之
    • 学会等名
      社会言語科学会第25回大会
    • 発表場所
      慶應義塾大学
    • 年月日
      2010-03-13

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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