研究課題/領域番号 |
21320090
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
G Yokota‐M 大阪大学, 言語文化研究科(研究院), 教授 (90216242)
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研究分担者 |
渡辺 秀樹 大阪大学, 言語文化研究科(研究院), 教授 (30191787)
村上スミス アンドリュー 大阪大学, 言語文化研究科(研究院), 准教授 (60324836)
大森 文子 大阪大学, 言語文化研究科(研究院), 准教授 (70213866)
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研究期間 (年度) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | レトリック / 翻訳 / 認知 / メタファー / ジェンダー |
研究概要 |
4人が交代で1年ずつチーフを務め、メタファーとレトリックに関する特定テーマで毎年4つの論文を執筆し、それらを積み重ねて 『レトリッ クの知:日本語と英語の比較』(仮題)という著書を最終的に出版するのが目標である。この著書では、日本語と英語の韻文と散文のレトリックの諸相を広く見渡しながら、日英言語装置としてのレトリック、文学的措辞の歴史的な継承と変遷を辿り、地域性(トポス)を表すレトリック、性差とレトリックの関係、詩語の伝統、イディオム化した比喩表現の原義の説明、言語と文化に特徴的なレトリックの翻訳の問題、これらを、同一部局の英語と日本語を専門とする研究者が連携して研究を行う点に特徴があり、個人の研究ではかなわない重層的な視野を持った日米比較研究を目指している。Yokota-Mは研究統括、日本の伝統芸能と古典文学のレトリック分析、ジェンダーとレトリックの関係担当。渡辺は英語のレトリックとメタファーの歴史的変遷と系譜の研究担当、中世英詩のレトリック担当。大森は英語のレトリックとメタファーを認知言語学の視点からの分析と総合担当、近代英詩のレトリック担当。Murakami-Smithは日本現代文学のレトリックの分析、レトリックの翻訳における問題担当。 本年度は「レトリックの伝統と伝搬」というテーマで共同研究をすすめた。具体的な各自の研究テーマは次の通りである。Yokota-Mは能謡曲の習いのヒエラルキー、特に秘曲の伝統・伝授とジェンダーについて研究した。渡辺は辞典における動物名を含む複合語のグループ構成を観察し、種族名と雌雄幼獣名のグループの比喩義の構造性を例証した。大森は辞書・コーパス・詩的表現における馬の象徴的意味と比喩を主な研究対象象とした。Murakami-Smithは大阪の伝統文化を表出するメタファーやイメージ、特に上司小剣の作品から抽出し、その特徴を考察した。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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