研究課題/領域番号 |
21320091
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
酒井 たか子 筑波大学, 人文社会系, 教授 (40215588)
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研究分担者 |
今井 新悟 筑波大学, 人文社会系, 教授 (50346582)
加納 千恵子 筑波大学, 人文社会系, 教授 (90204594)
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研究期間 (年度) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 日本語能力測定 / SPOT / オンラインテスト |
研究概要 |
本年度は以下の研究成果を得た。 1.TTBJ(Tsukuba Test-Battery of Japanese)のテストバッテリーを拡充、整備した。TTBJには、SPOT(即時的処理を通して運用力を測るテスト)、語彙・文法などの知識を測るテスト、音声による語彙テスト・文法テスト、文完成テスト、can-do-statementsなど多様なテストが組み込まれている。テスト時間制限やニーズに合わせて適切なテストバッテリーが組めるようにした。 2.コンピュータテストの利点を生かして解答時間の面を中心に日本語習得状況の測定を測る可能性を見出すことができた。問題の種類、難易度、受験者のレベルなどにより、習得のさまざまなパターンを見出すことができた。 3.テストプログラムの改修では、特に以下の点を重点的に進めた。(1)結果を利用して分岐させる作業を簡易に行う(2)受験者プロフィールを受験者グループに合わせたものにする(3)文完成テストの自動採点法を可能にするプログラムを試作する(4)回線状況が悪いところでも受験が可能にするためのプログラムの改修(5)テスト受験時のさまざまな行動から起こる「不正修了」を解決するためのプログラム改修し、さらに受験者の受験状況を観察し、コンピュータリテラシーに合わせたマニュアルを日本語、英語、中国語で作成した。 4.Princeton Japanese Pedagogy Forum(プリンストン大学5月), 日本語教育国際大会(名古屋大学8月)、AATJ全米教師会(サンディエゴ 3月)他において、研究成果を発表した。今後はテストを公開する方向で進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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