研究課題/領域番号 |
21320104
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研究機関 | 広島市立大学 |
研究代表者 |
青木 信之 広島市立大学, 国際学部, 教授 (80202472)
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研究分担者 |
徳見 道夫 九州大学, 言語文化研究院, 教授 (90099755)
鈴木 繁夫 名古屋大学, 国際言語文化研究科, 教授 (50162946)
清水 裕子 立命館大学, 経済学部, 教授 (60216108)
野澤 健 立命館大学, 経済学部, 教授 (30198593)
竹井 光子 広島修道大学, 法学部, 教授 (80412287)
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キーワード | 英語学習 / eラーニング / ラーニングマネジメント |
研究概要 |
平成21年度はまず、英語eラーニング学習の「継続性」「量」「質」に影響する可能性のある要素を探ることを目的とした、eラーニング実施形態についての調査に着手した。当初は、今回の科研に参加している大学のみを対象にした調査を予定していたが、同じ英語eラーニングシステムを使用している大学が他にいくつもあることから、調査対象を広げ、より大規模な調査とすることにした。それにより、アンケートの内容をより精緻化することが必要となったため、広島修道大学と広島市立大学のメンバーが中心となり、アンケート案を作成し、それを2回の科研全体会議の議論を通じて修正、完成させた。完成したアンケートは、ウェブを通じて平成22年度7月に実施予定である。 次に、英語学習に対する興味・関心、学習信条、学習スタイルなど、学習の「継続性」「量」「質」に影響する可能性のある学習者側の要素を探ることを目的とした、学習者特性についての調査にも着手した。この調査については、松山大学と広島市立大学のメンバーが中心となり光受講前、受講中、受講後の3種類のアンケート案を作成し、同じく2回の科研全体会議を通じて修正、完成させた。完成したアンケートは、同じ英語eラーニングシステムを使用している学習者を対象に、平成22年4月(受講前)、5月(受講中)、7月(受講後)に実施予定である。 最後に、広島市立大学のメンバーが、学習の「継続性」「質」「量」に関する指標の抽出に着手した。具体的には、広島市立大学で過去10年間に実施した英語eラーニング授業や市民対象とした英語eラーニング講座の受講者のTOEICデータと学習データを洗い出し、英語力が向上した受講者とそうでない受講者の識別とデータの関連づけを行った。今後は、学習の「継続性」「質」「量」についての特徴の抽出と指標化を行う予定である。
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