研究課題
本研究は、21世紀の世界的課題である「持続可能な未来」へ向けた「コミュニケーション学」構築を目指すものである。異文化コミュニケーション論、環境教育、環境文学、環境人類学、言語学、言語コミュニケーション論、通訳翻訳学など多様な分野を理念的、理論的整合性を持つ形で関連づけ、統合することを試みる。さらに、「持続可能な未来」への行動理念としてのコミュニケーション学の構築を、研究・教育・実践すべての場にわたって具体化する重要な役割を担うものとして大学院教育を位置づけ、その体系的な確立を視野に入れる。今年度は、理論的パースペクティブの検討を中心として研究を進めた。理論的枠組み構築のために、まず「持続可能な社会」概念の再検討をおこない、国際関係および地域性の両極からその有効性を検証し、「コミュニケーション」の視点との理論的統合を、各研究者の専門的立場から考究した。その他に全体的な活動として以下を実施した。1.調査:ユネスコをはじめ持続可能な未来のための教育に関する研究を担ってきた国際機関や研究機関から情報収集すると共に、海外諸国の「持続可能な未来」への教育の実態をヒアリング等により調査した。2.研究会の開催:コミュニケーション学の理論と理念をどのように統合し、教育カリキュラムに反映させるかについて、プロジェクト・メンバーおよび海外からの研究者による研究会を開催した。3.ネットワークの構築:上記の調査および研究会を通して、持続可能な未来のためのコミュニケーション学ネットワークを構築しつつある。これは次年度においても継続することになる。
すべて 2010 2009
すべて 雑誌論文 (24件) (うち査読あり 6件) 学会発表 (13件) 図書 (5件)
英語教育 3月号
ページ: 41
Translation and Interpreting Studies 5:1
ページ: 75-93
水環境学会誌 33
ページ: 25-28
読売新聞朝刊解説面「論点」 4月15日
ページ: 11
The Daily Yomiuri May 5
ページ: 10
英語教育 6月号
英語教育 8月号
ページ: 10-13
英語教育 9月号
英語教育 12月号
朝日新聞朝刊オピニオン「私の視点」 9月17日
ページ: 21
通訳翻訳研究 No.9
ページ: 295-297
月刊『言語』 38巻12号
ページ: 98-103
週間エコノミスト No.4022
ページ: 88-89
人間会議 No.20
ページ: 216-221
Environmental Education Research Vol.15, No.4
ページ: 483-496
環境教育 Vol.19, No.2
ページ: 21-30
埼玉教育 No.721
ページ: 2-3
生活科・総合通信そよかぜ通信 2009年秋号
ページ: 1-2
日本保健医療行動科学会年報 Vol.24
ページ: 161-168
Encyclopedia of Communication Theory Vol.1
ページ: 251-253
鹿児島大学稲盛アカデミー研究紀要 1
ページ: 247-256
Food for thought : CONDUIT vs.FOOD metaphors for communication.In K.Turner & B.Fraser (Eds.), Language in life, and a life in language : Jacob Mey, a festschrift(Emerald(Bingley, UK))
ページ: 165-171
「女ことば・男ことば」立教大学ジェンダー・フォーラム(編)『ジェンダー小事典』(立教大学ジェンダー・フォーラム)
ページ: 14-15
医療コミュニケーション:実証研究への多面的アプローチ(篠原出版新社)
ページ: 115-117, 122-125