研究課題/領域番号 |
21320108
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研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
鳥飼 玖美子 立教大学, 異文化コミュニケーション研究科, 特任教授 (80219360)
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研究分担者 |
平賀 正子 立教大学, 異文化コミュニケーション研究科, 教授 (90199050)
野田 研一 立教大学, 異文化コミュニケーション研究科, 教授 (60145969)
阿部 治 立教大学, 社会学部, 教授 (60184206)
小山 亘 立教大学, 異文化コミュニケーション研究科, 教授 (30366942)
灘光 洋子 立教大学, 異文化コミュニケーション研究科, 教授 (20286199)
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キーワード | 持続可能な未来 / 持続可能な社会 / コミュニケーション学 / 異文化コミュニケーション論 / 言語コミュニケーション論 / 環境文学 / 環境人類学 / 通訳翻訳学 |
研究概要 |
本研究は、21世紀の世界的課題である「持続可能な未来」へ向けた「コミュニケーション学」構築を目指すものである。最終年度の本年は、異文化コミュニケーション論、環境教育、環境文学、環境人類学、言語学、言語コミュニケーション論、通訳翻訳学など多様な分野を理念的、理論的整合性を持つ形で関連づけ、統合することを試みた。さらに、「持続可能な未来」への行動理念としてのコミュニケーション学の構築を、研究・教育・実践すべての場にわたって具体化する重要な役割を担うものとして大学院教育を位置づけ、その体系的な確立を視野に入れたカリキュラムを策定すべく試案作成を行った。 今年度は研究を総括するために、理論的な整理と分析を各研究者の専門的立場から行うと同時に、公開講演会という形で、ESD、環境、通訳・翻訳、言語コミュニケーションの領域から外部講師を招き、「持続可能な未来へのコミュニケーション学」構築への統括的議論を行った。 その他に全体的な活動として以下を実施した。 1.出版:異文化/環境/言語/通訳翻訳コミュニケーションの4領域における外部講師との討論、各メンバーの研究成果をふまえた上で、持続可能な未来の為のコミュニケーション学への理念的な統合を目的とした研究書『異文化コミュニケーション学への招待』を2011年12月にみすず書房より刊行した。 2.研究会の開催:コミュニケーション学の理論と理念をどのように統合し、教育カリキュラムに反映させるかについて、プロジェクト・メンバーおよび海外からの研究者による研究会を開催した。 3.ネットワークの構築:調査および研究会を通して、持続可能な未来のためのコミュニケーション学ネットワークを構築しつつある。これは次年度以降の新たな研究助成プロジェクトにおいても継続することになる。
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