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2009 年度 実績報告書

属性付与英語学習者発話コーパスの拡充と分析:大学新入生英語発話能力の経年変化調査

研究課題

研究課題/領域番号 21320109
研究機関早稲田大学

研究代表者

原田 康也  早稲田大学, 法学学術院, 教授 (80189711)

キーワード学習者コーパス / 発話データ / アノテーション / デジタル録音 / デジタルビデオカメラ / 自律的相互学習 / 学習履歴 / オーディエンス
研究概要

本研究では、平成21年度から平成25年度にかけての研究期間を通じて、大学新入生の英語運用能力のうち特にスピーキングやライティングなど産出に関わる技能について、英語学習者が産出する言語データの分析を通じて学習経験と運用技能の関係を明らかにすることを最終的な目標としてデータ収集を進める。比較的同じような学習経験を経て大学に入学する新入生の英語運用能力についての継続的な調査となるため、経年的変化を検討するための基礎的な資料となることも期待できる。平成21年度には主として以下のような項目を中心に研究計画を実施した。
1.データ収集:対象とする学生について、英語学習経験などについてアンケート調査を行い、外部試験のスコアを記録し、授業での学習活動での発話音声をデジタル無圧縮録音するとともに、活動の状況をデジタル・ビデオに記録した。
2.データの電子化・加工:アンケート・試験用紙・同意書など紙媒体の資料を電子化し、学生が作成したプレゼンテーション資料や英語による文書をファイルとして収集し、対応関係を記録したほか、収録した音声データの一部について、書き起こしを付与した。
3.データの共有化に向けての用意:テストスコア・アンケート情報・各種ファイル・音声データなどについて、外部組織・研究者との情報共有に協力の意向のある学生に同意書への記入を求めた。
4.データの分析・解釈:Pearson Knowledge Technologies(旧Ordinate Corporation)を訪問してデータの分析と解釈に関して意見交換を行ったほか、関連分野の国内・海外の研究者とデータの分析・解釈について意見交換を行った。
5.研究成果の公開:.関連する国内・海外の学会・研究会等で研究の経過ならびに成果について報告した。

  • 研究成果

    (12件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (6件)

  • [雑誌論文] English Learner Corpus : Global Perspectives with an Asian Focus2010

    • 著者名/発表者名
      Chu-Ren Huang, Winnie Cheung, Yasunari Harada, et.al.
    • 雑誌名

      A New Look at Language Teaching and Testing : English as Subject and Vehicle

      ページ: 85-117

  • [雑誌論文] オーディエンス(聞き手・読み手)としての立場を重視した英語の自律的相互学習2009

    • 著者名/発表者名
      原田康也
    • 雑誌名

      第16回大学教育研究フォーラム発表論文集

      ページ: 126-127

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Evaluating the Use of Speech Recognition in CALL Systems2009

    • 著者名/発表者名
      Alan Schwartz・原田康也, et.al.
    • 雑誌名

      電子情報通信学会技術報告(信学技報) TL2009-34

      ページ: 29-34

  • [雑誌論文] ビデオ配信と音声認識を活用した学習者主体の英語学習システム2009

    • 著者名/発表者名
      Alan Schwartz・原田康也
    • 雑誌名

      平成21年度情報教育研究集会講演論文集

      ページ: 363-366

  • [雑誌論文] 音声認識を活用した言語学習: Language e-Learning 2.02009

    • 著者名/発表者名
      Alan Schwartz・原田康也
    • 雑誌名

      第12回 CMS研究会資料集

      ページ: 32-37

  • [雑誌論文] 大学新入生の英語口頭表現能力の定点観測に向けて:発話データの制限的共有と分散処理を中心に2009

    • 著者名/発表者名
      河村まゆみ・前坊香菜子・楠元範明・前野譲二・鈴木正紀・原田康也
    • 雑誌名

      第12回 CMS研究会資料集

      ページ: 25-32

  • [学会発表] [創立40周年記念特別講演]英語教育研究への科学的アプローチの可能性と実践例2010

    • 著者名/発表者名
      原田康也
    • 学会等名
      日本英語教育学会第40回年次大会
    • 発表場所
      早稲田大学
    • 年月日
      2010-03-29
  • [学会発表] Taking "Interaction" Seriously or how to engage Japanese learners of English in oral and/or written communication in Japanese college language classes2010

    • 著者名/発表者名
      原田康也
    • 学会等名
      CUHK MoE-Microsoft Key Laboratory of Human-Centric Computing and Interface-Technologies & Dept.of Ling.and Mod.Lang.Seminar
    • 発表場所
      香港中文大學
    • 年月日
      2010-03-23
  • [学会発表] オーディエンス(聞き手・読み手)としての立場を重視した英語の自律的相互学習2010

    • 著者名/発表者名
      原田康也
    • 学会等名
      第16回大学教育研究フォーラム
    • 発表場所
      京都大学教育研究開発センター
    • 年月日
      2010-03-19
  • [学会発表] 言語教育のイノベーション2010

    • 著者名/発表者名
      原田康也
    • 学会等名
      「ブレンディッドラーニングを用いた専門教育科目の高度教育改善に関する研究」報告会
    • 発表場所
      岩手大学
    • 年月日
      2010-03-15
  • [学会発表] 外国語の授業における実態的コミュニケーションの創出:足場かけとしての『場』つくり2010

    • 著者名/発表者名
      前坊香菜子・原田康也
    • 学会等名
      42回次世代大学教育研究会
    • 発表場所
      沖縄県男女共同参画センター
    • 年月日
      2010-01-09
  • [学会発表] 自律的相互学習におけるオーディエンス(聞き手・読み手)の重要性2009

    • 著者名/発表者名
      原田康也
    • 学会等名
      第39回次世代大学教育研究会
    • 発表場所
      明治大学
    • 年月日
      2009-10-27

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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