研究概要 |
平成25年度には以下を中心に研究計画を実施した。 (1) データ収集について、参加者に同意書への記入を求め、Versant English Test ならびに Oxford Quick Placement Testの試験用紙を配布して受験を促し、試験用紙・同意書など紙媒体の資料を電子化して集積した。(2) 学習活動をデジタル無圧縮録音するとともに活動状況をデジタルビデオに収録してハードディスクに蓄積した。(3) 収録した音声データの一部について、部分的に書き起こしなどのアノテーション付与を行うとともに、相互行為言語学の知見も取り入れつつ、談話的な観点からの分析を進めた。(4) Versant English Test を開発・運用している米国 Pearson Knowledge Technologies を訪問して、データの分析・解釈について研究討議を行った。(5) 国内で開催された次世代大学教育研究会・電子情報通信学会思考と言語研究会、ヨーロッパで開催された AMLaP 2013・SemDial 2013, アメリカで開催された AAAL 2014 、韓国で開催された ICEL 2013 など、国内・海外の学会・研究会等で研究の経過ならびに成果について報告した。(6) 2013年12月15日に早稲田大学において、科研費による他の研究計画と合同で、Workshop on Linguistic Analyses of Foreign Language Learning: Automatization in Real-Time Comprehension and Production と題して国際的な研究集会を開催し、研究成果を報告して収集したデータの今後の活用について研究討議を行った。
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