研究課題
今年度の活動は、1) 研究報告会、2) 史料調査、3) 打ち合わせにまとめられる。1) 研究報告会6月30日に山本博文「「人掃令」と「身分法令」」を開催したほか、9月15日、11月30日、1月26日、3月30日の5回実施した。11月30日に大阪城天守閣会議室で行ったほかは、いずれも場所は東京大学である。史料解釈や豊臣政権論をめぐって有意義な研究報告とそれをめぐる討論であった。2) 史料調査8月4日に東京大学史料編纂所、9月7日~10日に名護屋城博物館・名護屋城跡・柳川古文書館・九州国立博物館・福岡市博物館調査、9月15日に前田育徳会尊経閣文庫、9月29日~30日に上越市立総合博物館、11月16日~17日に大阪城天守閣・龍野歴史文化資料館、11月30日~12月1日に大阪城天守閣・堺市博物館、2月22日に和歌山県立博物館、3月9日に長浜城歴史博物館・彦根城博物館で史料調査を行った。史料所蔵機関の都合によって、史料閲覧のみの場合と、史料撮影を行った場合とある。収集した史料は、豊臣関係文書のデータベース作りに活用している。3) 打ち合わせ4月7日、6月30日、8月4日、8月11日、8月25日、9月7日、9月15日、1月26日、2月3日、2月17日、3月30日の11回行った。この他にも随時、E-mailによる意見交換を行っている。4月7日に共同研究体制の確認と今年度の予定を決定したほか、豊臣関孫文書目録の作成方法について議論を重ね、浅野長吉・石田三成・小西行長・前田玄以・五奉行連署奉書などを作成中である。奉行人の奉書だけでなく、豊臣秀吉発給文書における取次文言についてもデータベース化を考えている。
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国史学 200号(印刷中)
ページ: 53-103
深谷克己近世史論集 公儀と権威
ページ: 355-365