研究課題/領域番号 |
21320126
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研究機関 | 専修大学 |
研究代表者 |
大谷 正 専修大学, 文学部, 教授 (50127198)
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研究分担者 |
新井 勝紘 専修大学, 文学部, 教授 (40222707)
佐々 博雄 国士舘大学, 文学部, 教授 (40170716)
勝田 政治 国士舘大学, 文学部, 教授 (10276446)
落合 弘樹 明治大学, 文学部, 教授 (50233565)
小川原 正道 慶應義塾大学, 法学部, 准教授 (40352637)
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キーワード | 日本史 / 近現代史 / 西南戦争 / 史料研究 |
研究概要 |
平成23年度は、下記の調査、研究会を行い、報告書を作成した。 1,9月に北海道(北海道立文書館、伊達市開拓資料館)の、11月に九州(福岡県立図書館郷土資料室、長崎県立歴史文化博物館所蔵資料)の科研メンバーによる合同調査を行った。また、京都府立総合資料館所蔵資料の調査を行った。 2,研究会議を3回行い、調査計画および各自の資料調査と分析の状態を確認し、同時に「明治太政官における歴史叙述の模索-修史館編「征西始末」をめぐって」、「西南戦争における久留米支庁の役割について」、「仙台地域の西南戦争関係資料」および「熊本丁丑会とその関係資料」と題する報告を得て討論を行った。3年間に各機関で撮影した膨大な資料を整理して目録を作成し、研究の進展に資するため資料の共有化をおこなうことを目的に外付けハードディスクに記憶させて、研究の便宜を図った。 3,この間の調査に於いて、当初我々が予想した以上に膨大で多様な資料が、北海道から九州までの全国の各機関(文書館、図書館、博物館等の公共施設)に所蔵されていることが明らかになり、またそれらが未だに十分利用されていないことも同時に確認できた。今後は、資料調査をさらに進めるとともに、次の段階の仕事として調査した資料の分析と公開(復刻など)に取りかからなければならないことをメンバーで確認した。今回の調査の概要と各施設の史料所蔵状況については、刊行した調査報告書を参考にされたい。
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