研究課題/領域番号 |
21320142
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
川越 修 同志社大学, 経済学部, 教授 (40140090)
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研究分担者 |
服部 伸 同志社大学, 文学部, 教授 (40238027)
辻 英史 法政大学, 人間環境学部, 専任講師 (80422369)
中野 智世 京都産業大学, 経営学部, 准教授 (90454470)
石井 香江 四天王寺大学, 人文社会学部, 専任講師 (70457901)
水戸部 由枝 明治大学, 政治経済学部, 専任講師 (20398902)
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キーワード | 西ドイツ / 社会国家 / 社会史 / 家族 / 包摂・排除 / 中間組織 / 東ドイツ |
研究概要 |
最終年度にあたる今年度は、これまでの研究成果を学会シンポジウム等で報告することを活動の主眼に置き、以下のシンポジウム等を組織した(括弧内の氏名は口頭報告者)。 (1)日本西洋史学会第61回大会(2011年5月15日、日本大学)小シンポジウム(「家族と社会国家-20世紀ドイツにおける包摂のダイナミズム」:川越/馬場/北村/白川);(2)Workshop:Japanische Perspektiven auf den deutschen Sozialstaat im langen' 20.Jahrhundert(2011年9月8日、Max-Planck-Institut fur Sozialrecht und Sozialpolitik,Munchen:白川/川越/辻/中野/水戸部/石井/服部);(3)ドイツ現代史学会第34回大会(2011年9月17日、東京大学)小シンポジウム(「東西ドイツの社会国家性-中間団体の視点から」:辻/中野/川越);(4)同志社大学人文科学研究所公開小シンポジウム(2012年1月22日、同志社大学)(「戦後『社会国家』におけるセクシュアリティと家族-西ドイツの視点から」:服部/水戸部、石井)。 今年度の計4回のワークショップの内、3回(2011年4月17日、お茶の水女子大学;2011年7月16日、同志社大学;2011年11月19日、明治大学)はこれらのシンポジウムに向けた打合せを中心に行い、2012年2月27日(同志社大学)に開催した本プロジェクト最終ワークショップにおいて、3年間の活動成果を総括すると共に、成果の出版に向けての最終プランを策定した。 序論「歴史のなかの社会国家」(執筆予定者:辻)、第1部「社会国家のダイナミズム-家族をめぐる包摂と排除」(馬場/原/北村)、第II部「揺れる社会国家-家族の多様化とジェンダー秩序」(水戸部/白川/石井)、第III部:社会国家と中間組織(服部/辻/中野/川越)という構成を取る本プランを通じて、本プロジェクト申請時以来の問題関心に加え、「国家・家族・市場」を結びつける位置を占める中間組織に新たにフォーカスすることにより、20世紀社会国家の全体像が明らかになると期待しうる。
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