研究課題/領域番号 |
21320143
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研究機関 | 大阪経済大学 |
研究代表者 |
山本 正 大阪経済大学, 経済学部, 教授 (10200817)
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研究分担者 |
細川 道久 鹿児島大学, 法文学部, 教授 (20209240)
大津留 厚 神戸大学, 人文科学研究科, 教授 (10176943)
岩井 淳 静岡大学, 人文学部, 教授 (70201944)
平野 千果子 武蔵大学, 人文学部, 教授 (00319419)
川本 真浩 高知大学, 人文社会科学系, 准教授 (20314338)
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キーワード | 西欧近現代史 / 帝国 / コモンウェルス / 国際政治経済秩序 |
研究概要 |
研究2年目にあたる本年度は、平成22年5月と平成23年2月に研究会を行った。5月の研究会においては、本年度からグローバル化の観点からの「コモンウェルス」の変容過程・要因の研究担当としてメンバーに加わった旦が、これまでの自己の帝国・コモンウェルス研究の方向と成果、本研究へのコミットの仕方を報告するとともに、人種主義等の影響という観点からの「コモンウェルス」の内的構造の研究担当の松本が研究報告「ホワイト・ドミニオンと米国における「白人優位主義ネットワークの形成、1846~1975年-白禍vs黄禍:アイルランド系vsアジア系移民?」を行った。2月の研究会では、6名のメンバーによる研究報告が行われた。以下、報告者(研究担当)と報告タイトルを記す。山口(イギリスの外交史研究の立場からの「コモンウェルス」の変容過程・要因の研究)「戦後国際政治・経済秩序の展開とコモンウェルス」、浜井(移民という観点からの「コモンウェルス」の変容過程・要因の研究)「イギリスへの入移民とコモンウェルス」、平野(フランス帝国史の立場からの「コモンウェルス」の変容過程・要因の研究)「フランス版コモンウェルス、フランコフォニー-その歴史から読み解く植民地帝国の変遷-」、川本(文化的ネットワークの観点からの「コモンウェルス」の内的構造の研究)「エンパイア・ゲームズからコモンウェルス・ゲームズへ-帝国-コモンウェルス史のなかで/~を超えた位置づけを求めて-」、細川(カナダ史の立場からの「コモンウェルス」の内的構造の研究)「イギリス帝国・コモンウェルスの変容とカナダ」、山本(アイルランド史の立場からの「コモンウェルス」の内的構造の研究)「ドミニオンとしてのアイルランドとイギリス帝国・旧コモンウェルス-1921年~1949年-」。また、年度を通じて、上記報告者以外のメンバー各人も個別に研究を進めた。
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