研究課題/領域番号 |
21320143
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研究機関 | 大阪経済大学 |
研究代表者 |
山本 正 大阪経済大学, 経済学部, 教授 (10200817)
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研究分担者 |
細川 道久 鹿児島大学, 法文学部, 教授 (20209240)
大津留 厚 神戸大学, 人文科学研究科, 教授 (10176943)
岩井 淳 静岡大学, 人文学部, 教授 (70201944)
平野 千果子 武蔵大学, 人文学部, 教授 (00319419)
旦 祐介 東海大学, 教養学部, 教授 (10207277)
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キーワード | 西欧近現代史 / 帝国 / コモンウェルス / 国際政治経済秩序 |
研究概要 |
研究3年目にあたる本年度は、平成23年9月と11月、平成24年2月の計3回の研究会を開催した。9月の研究会においてはメンバーの4名、すなわち岩井淳(思想的系譜の観点からの「コモンウェルス」の内的構造の研究担当)が「コモンウェルス概念の史的変遷」、半澤朝彦(国際関係論の立場からの「コモンウェルス」の変容過程・要因の研究担当)が「連盟・国連とコモンウェルス」、旦祐介(グローバル化の観点からの「コモンウェルス」の変容過程・要因の研究担当)が「20世紀初頭のグローバルな視点」、前川一郎(アフリカ諸国との関連からの。コモンウェルス」の変容過程・要因の研究担当)が「イギリス開発援助政策とコモンウェルス」という研究報告を行うとともに、外部からの招聘研究者である五十嵐元道氏(北海道大学大学院法学研究科)に「トラスティーシップの生成と国際化」という研究報告を行っていただいた。11月の研究会では、メンバーの大津留厚(ハプスブルク帝国史の立場からの。コモンウェルス」の内的構造の研究担当)が「ハプスブルクの国籍論」という研究報告を行うとともに、イギリスから招聘したロンドン大学コモンウェルス研究所長Philip Murphy教授に基調報告"The Crown, End of Empire and 'De-Dominionisation'"を行っていただき、これをめぐるメンバー内でのワークショップをもった。また、Murphy教授には、イギリス帝国史研究会との共催で、'Acceptable Levels? The threat and use of violence in British Central Africa, 1959-65'という講演もしていただいた。平成24年2月の研究会では、本研究終了後に出版予定の研究成果論集について、全体の構成を検討・確認するとともに、出席したメンバー、すなわち細川道久、大津留厚、岩井淳、平野千果子、浜井祐三子、松本佐保、川本真浩、山口育人、山本正が、それぞれ担当予定の章の概要について報告し、検討した。また、年度を通じてメンバー各人が個別に研究を進めた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
所期の計画通り、年3回の研究会を行い、メンバーの研究成果を報告するとともに、本研究の研究成果全体の公表(論集執筆)についても目途をたてることができた。また、外部からの招聘者についても予定どおり招聘することができた。以上から、おおむね順調に進展していると自己評価する。
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今後の研究の推進方策 |
最終年度にあたる平成24年度には、7月に研究会を開き、論集各章の構成・内容を検討・確認する。また、12月には外部に向けてのこれまでの研究の成果報告を予定。年度末までに、各メンバーがそれぞれ担当の章の原稿を執筆・提出する。
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